どうも、最近コンビニで飲み物を買ってしまった伊奈香澄です。コンビニは単価が高いのであまり買い物をしませんが、暑さに耐えきれず買ってしまいました…。
お金より健康の方が大切なので、仕方ないですね!
あなたは松本市を知っていますか?
この質問にはほとんどの人が「はい。」と答えると思います。もしかしたら、長野市より松本市の方が有名かもしれません。
あなたは松本市街地で湧き水が飲めるのを知っていますか?
この質問だと「はい。」と答える人は減るのではないでしょうか?
今回は松本市街地を散策した伊奈香澄が、松本城はもちろんのこと、市街地にある意外なものをレポートします。
松本と言えばまずはここ!市民に支えられている松本城。
松本市と聞いて多くの人が真っ先に思い浮かべるのが松本城ではないでしょうか?
まずはみんな知っている松本城の、意外と知られていない豆知識をご紹介します。
松本城は元は『深志城』(ふかしじょう)と呼ばれており、築城は1504年(永正元年)といわれています。その後6家述べ23人が松本城の城主となり、江戸時代を終えます。
そして、明治時代になり全国のお城を取り壊すようになると、松本城もその計画に含まれてしまいます。松本城は競売にかけれて落札されてしまい、取り壊しを待つばかりとなってしまいました。
その後、長野県初の日刊新聞の創設者である市川量造氏が松本城を買い戻し、松本中学校の校長であった小林有也(うなり)氏が11年もの歳月をかけた大修理を行いました。
また、昭和25年から5年をかけて行われた天守閣の解体・復元工事が行われ、現在の天守閣の姿となりました。
「自分たちの松本城を自分たちの手で守る」という精神は現在も受け継がれており、小中学生が天守閣の床掃除やお堀周辺の落ち葉の片付けを行ったり、市内の漆器店が城壁の漆を毎年塗ったりしています。
このように松本城は明治時代以降、いつの時代も市民の手によって守られてきました。
松本城について詳しく知りたい人は、この動画を見て下さい↓
松本城の裏側を少し分かったところで、現在の姿を見ていきましょう。
松本駅から北東に約1km進み、ファミリーマートがある交差点(松本城交差点)に行くと目の前に松本城が見えます。
まずは橋を渡ります。橋の途中にはここが
松本城であることを示す看板がありました↓
右を見ると、そこには立派なお堀があります↓
さらに進むとお城の敷地内に入ります↓
地面には砂利が敷かれており、歩くたびに軽やかな音が出ます。
さらに真っ直ぐ進むと黒門があります↓
黒門から先は有料エリアになります。因みに入場料として集められたお金は、松本城保存のために使われているそうです。
左に曲がり、お堀沿いを歩いていくと天守が見えてきます↓
この日は曇っていたこと、そして逆光とカメラの性能のバランスで、暗めながら風情のある写真が撮れました。
お堀に沿って進んでいくと正面に天守が大きく見えてきます↓
さらに進んで、水面ぎりぎりから撮った写真がこちらです↓
そびえ立つ天守は迫力があります。
お堀には鯉が泳いでいました↓
因みに香澄娘の知り合いの『うーちゃん』はここにはいないようです。
『うーちゃん』は東御市海野宿の記事で登場しました↓
さらに奥に進むと、赤い綺麗な橋がありましたが、残念ながら現在は渡れませんでした↓
また、今回は行きませんでしたが、有料エリアにある天守に登ると松本市街地を眺められます。
市民の手によって松本城からの眺めを、城主になった気分で見てみませんか?
飲める湧き水!松本市街地は湧き水の宝庫。
松本市街地を少し散歩しましょう。すると、こんな街の風景の中に溶け込むように、至るところに湧き水が流れていました↓
伊奈香澄が見た湧き水スポットの中からオススメの3ヶ所を紹介します。
大名小路井戸〜松本市観光情報センター近く〜
1ヶ所目に紹介するのは、松本市観光情報センター近くにある大名小路井戸です↓
この井戸は4段になっており、他の湧き水スポットに比べて豪華な作りになっています。それでは湧き水の流れる音を聞いてみましょう↓
他の湧き水スポットもそうですが、湧き水はいずれも水質検査を行っており、飲むことが出来ます。(消毒は行っていないので、自己責任です。)
たまたま、奥で営業していたお店のたこやきも、この湧き水と一緒なら、より美味しく食べられるかもしれません。
なわて若がえりの水〜ナワテ通り幸橋近く〜
ナワテ通りにも湧き水スポットがあります。覗いてみると、鳩が優雅に休んでいました↓
こちらも心地よい音がしていました↓
よっぽど気持ちよかったのか、動画を撮り終わった後も、鳩は逃げずに水に足を浸けて涼んでいました。
この湧き水はこの後、背後にある女鳥羽川へ流れます↓
こんなに綺麗な水が流れる街に住んでいる松本市民が、羨ましくなりました。
日の出の泉薬祖水〜イオンモール松本近く〜
最後に紹介するのはイオンモール松本近くにある日の出の泉薬祖水です。この湧き水スポットは溜桶となっている石がとても綺麗でした↓
こちらも流れている音を聞いてみましょう↓
少し飲んでみましたが、まったく癖がなく適度に冷たいので、とても飲みやすかったです。長野市の水道水より遥かに美味しいと思いました。
マイボトルを持参して、のどが渇いたら飲みながら歩くのも悪くないかもしれません。
(飲水は自己責任でお願いします。)
松本市街地の湧き水スポットについて詳しく知りたい人はこのサイトを見て下さい↓
他にもあるぞ!市街地の見どころ。
湧き水意外にも市街地には見どころがたくさんあります。伊奈香澄のオススメのスポットを2ヶ所紹介します。
市街地を見下ろせる信毎メディアガーデン
松本駅と松本城の間には『信毎(しんまい)メディアガーデン』と呼ばれる複合商業施設があります↓
因みに信毎とは信州の地方新聞である信濃毎日新聞のことです。毎日新聞という名前は入っていますが、全国紙の毎日新聞とは関係ないようです。
信毎メディアガーデンの1〜3階は市民に開放された商業施設、4〜5階は信濃毎日新聞社の松本本社となっています。
1階は企画展などが行われるホールとお土産ショップがあります。また、信濃毎日新聞を無料で読むこともできます。
2階にはシードル(りんごを使ったお酒)のお店がありました↓
多くの種類のシードルがあったので、きっとあなたの好みの一本が見つかると思います。
3階にはMATSUMOTO BREWERYというオリジナルクラフトビールが飲めるカフェがありました↓
ビールはテイクアウトもできるので、運転手の人はお家に持ち帰ってゆっくり飲んで下さい。
そして、カフェの外にはテラスがあり、市街地を見下ろすことができます↓
この日は少し暑かったのですが、風が吹いていたので気持ちよかったです。
日常の中の非日常!松本市美術館
松本市美術館にも少し寄りました。ここは本当に非日常の世界です。
松本市美術館と聞いてもピンと来なくても、草間彌生と聞くとピンと来る人は多いのではないでしょうか?
美術館の敷地の中に入ると、これが目に飛び込んできます↓
なんとも楽しそうな犬が目に飛び込んできます。この犬は『Toko-Ton』という名前だそうです。
左側に少しだけ扉が見えます。人間の背の高さが扉より低いので、この絵がいかに大きいか分かると思います。
犬にばかり驚いている暇はありません!
右を向けば、また非日常があります↓
この作品も、右端に少し写っている扉と比べるとその大きさが分かると思います。
中庭も綺麗なので、覗いてみましょう↓
市街地の中にある美術館で水鏡が見られたのは、本当に意外でした。もちろん中庭そのものも、とても綺麗でした↓
帰ろうとした時にふと視線を感じましたが…↓
見なかったことにしましょう(笑)
散歩の後は、市街地の近くにある温泉でさっぱり。
最後に松本市の良さをもう一つお伝えします。松本市には美ヶ原温泉と浅間温泉という有名な温泉が二つありますが、いずれも市街地から車で15分程度の近い場所にあります。今回は美ヶ原温泉の日帰り入浴施設『白糸の湯』に行ってきたので、紹介します↓
入り口を入ると、温かみのある木の内装が目に入ります↓
実はこの温泉、一度このブログで紹介しています↓
この時は面白い浴槽の湯口を紹介しただけでしたが(笑)、今回はちゃんと温泉の紹介をします。
この温泉もいつものクーポンで入ります↓
浴室内の様子はいつも通りHPにお任せします↓
泉質は弱アルカリ性単純泉で無色透明であり、匂いも特にしません。温泉と言われなければ分からない爽やかな温泉です。
過去に紹介した上田市や大町市の温泉と似ています↓
適度にぬるいので、長く入っていたい人にオススメの温泉です。内湯に入って体が温まったら、露天風呂に入りましょう。
周囲は目隠しがあるので景色は望めませんが、風がある日は、心地よい風を感じながら温泉に入ることができます。少しのぼせたかな?と思った時は浴槽に腰掛けて体を冷やせば、またゆっくり温泉に入れます。
因みに効能は疲労回復や美肌効果が期待できるそうです。温泉そのものの効能ももちろん期待できますが、ゆっくり入ってリラックスできることが、一番の効能かもしれません。
最後に。
今回は松本市街地と美ヶ原温泉の『白糸の湯』を紹介しました。
いつもより文量が多くなってしまいましたが、松本市街地にはそれほど伊奈香澄を惹きつける魅力がありました。
まだまだ散歩したいと思わせてくれる街なので、また涼しくなった頃に遊びに行こうと思います。その頃には温泉の温もりが恋しい季節になっているかもしれません。
ではまたのちほど。