あの有名な映画のロケ地になった?松本市の住宅街に広がる「あがたの森公園」の魅力にせまった結果がこちら!!

信州に住んでみて

どうも、毎日の晩酌をやめようか迷っている伊奈香澄です。

増えた体重がなかなか戻らず、春先まで運動する機会もなかなかなさそうなため、取り急ぎ「摂取カロリー削減大作戦!」をやろうか考えています。

収益が厳しいときには徹底した経費削減!……をするように体重が厳しいときは徹底したカロリー(と糖質)削減!をした方がいいのかもしれません。

さて、いつものやついきますよ!?

「あなたの森公園を知っていますか?」

この質問をすると多くの信州人が「えー?知らないなぁ。何その動物の森みたいなノリの公園!」というでしょう。

それではこの質問はどうでしょうか?

「あがたの森公園を知っていますか?」

この質問をすると松本市民にあこがれている多くの信州人が「あー、あがたの森公園ね。それなら知っているよ!」と答えるでしょう。

公園に行っては見知らぬ遊具を遊び倒す香澄娘。過去にはこのような公園に行きました↓

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今回遊びに行ったのは松本市にある「あがたの森公園」。この公園にはどのような遊具があったのでしょうか?

この記事では香澄娘が気に入って離れなかった遊具と、遊具以外のオススメスポットも紹介します。

この記事を読めばあなたもきっと、「あがたの森公園」の遊具で遊びたくなるでしょう(笑)

「あがたの森公園」とはどのような公園なのか?

かつてこの地には高等学校がありました。その名は「旧制松本高校」。はじめに「旧制」とつくように、現在の大学に相当する学校です。

日本にはかつてナンバースクールと呼ばれる八つの旧制高校がありました。のちに東京大学となった一高から、のちに名古屋大学となった八高までの八つです。これらはナンバースクールと呼ばれ、当時の大学(現在の大学三、四年生や修士課程に相当)へ進学するためのエリート校だったといわれています。

そして、九つ目の「九高」を目指して1919年(大正8年)に作られたのが旧制松本高校なのです。「九高」にしたいという地元の要望とは反対に、国が決めたのは地名を冠した「松本高校」。九本の線が放射状にあしらわれた校章には、当時の地元の思いが込められているここと思います。

旧制松本高校はその後「信州大学」となり、拠点を移したためこの地に校舎だけが残りました。1977年(昭和52年)に校舎を取得した松本市は一部の校舎を解体する予定でした。しかし、地元住民の強い要望を受けて校舎を公民館・図書館・博物館(旧制松本高等学校記念館)として整備し、「あがたの森公園」が完成したのです。

旧松本高等学校 - 松本市ホームページ

ちなみに「あがたの森公園」は映画やテレビドラマのロケ地としてもたびたび登場します。1996年放送の『白線流し』、2002年公開の『さよなら、クロ』、2010年〜2011年放送の『おひさま』など気づかない内にお茶の間で目にしている人も多いと思います。

香澄娘をとりこにした遊具とは?

そのような歴史のある「あがたの森公園」ですが、香澄娘にとっては関係ありません(笑)

その場に遊具があれば、ただ遊び倒す。行動指針が単純明快です!

実は住宅街の中にある「あがたの森公園」。子どもたちが集まったときの声を気にしているのか、遊具の数はあまり多くありません↓

ぼつん……とたたずむ遊具

しかし、そんなことは香澄娘には関係ありません!大好きな滑り台があるだけでワクワク↓

まだ税金も払っていない香澄娘が、松本市民の税金で作られた遊具を遊び倒す。なんとお得な考え方なのでしょうか!?(笑)

ロープを渡る遊具もお手のもの↓

かるがるとロープの遊具を渡り歩く香澄娘

他のお友達がうしろを通過しても、平気な顔で待っています。これまでは他のお友達が近づいていきただけで泣いていた香澄娘。

成長したして図太くなったのか、遊びに夢中で他のお友達に興味がわかないのか分かりませんが、とにかく「今、目の前にある遊具」を楽しんでいました。

動物の遊具も、香澄娘の手にかかればこんな感じに↓

満面の笑顔で遊ぶ香澄娘

楽しそうな香澄娘にたくさん遊んでもらえて、(やや色あせた)ゾウさんは遊具冥利に尽きるでしょう!(?)

となりにいるさらに色あせたコアラが寂しそうにしています。見てください、この寂しそうな顔を↓

寂しそうな表情を見せるコアラ

香澄娘に乗ってもらえず、色あせて目が死ん……いや年季の入ったコアラ。このあと香澄娘に遊んでもらったコアラは、にっこり笑顔になっていたとか!?

↑これもこれで、怖いですが(笑)

他にもブランコやターザンロープがあり、こじんまりとはしていますが空いていて遊びやすい印象でした。「イオンモール松本」も近くにあるため、地元の人であれば買い物ついでにサクッと遊べる便利な公園です。

↑本当に「サクッ」で終わるかどうかは、ご家庭の事情やお子様の性格によります(笑)香澄娘の場合は、いつも通り長引きました。。

元気に泳ぐカルガモと御神渡り(?)

公園の中を歩いていると見えてきた池。池には木で作られた大きな橋がかかっていました↓

京都市の嵐山にある「渡月橋」を思わる(?)木造の橋

橋を歩いているとどこからか「がー、がーがー」という元気な声が。橋の欄干から池をのぞいていみると声の主がいました↓(動画です、音が出ます)

楽しそうに泳ぐカルガモ

がーがー、がーがーと鳴きながら優雅に泳ぐカルガモ。人間には運動が苦手な人や話すのが苦手な人などさまざまいますが、さすがに浮かぶのが苦手なカルガモはいないようですね(笑)

ちなみにカルガモのマネにはまった香澄娘は、家に帰ったあとも一人で「がーがー」とっていました!

そして大勢のカルガモがいる場所とは反対側を見ると、寒さで凍った池が↓

まさかこれが御神渡り!?

これがウワサの御神渡り(おみわたり)でしょうか?

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歩くだけで絵になる?歴史ある建物に囲まれた散歩道

冒頭でご紹介したように「あがたの森公園」は旧制松本高校の校舎を整備して活用したもの。公園内を何気なく歩いているだけで、歴史的な建造物に出会えます。

まずはこちら↓

旧制松本高校の講堂

1922年(大正11年)に竣工した旧制松本高校の講堂。当日の公共の建築物は西洋の建築様式を簡略化して建てられたものが多かったそうです。この講堂からも「激動の時代の中を駆け抜ける若者を育てよう」という気概が伝わってくる気がします。

そしてこちらが校舎↓

落ち着いた雰囲気の校舎

旧制松本高校の校舎はコの字をしています(西側が閉じています)。当時は日当たりの良さを気にして、校舎の窓は南向きか東向きが推奨されていたそう。それに倣って作られたのが旧制松本高校の校舎の形なのです。

ちなみにこの写真はコの字の校舎に囲まれた中庭で、北を向いて撮ったもの。南向きの窓には狙い通り、信州のおだやかな陽の光があたっていました。

最後は資料の展示などを行うために作られた「旧制高等学校記念館」↓

旧制松本高校の資料が展示されており、同時の学生服の試着や当時の貴重な映像も見られるそうです。

1946年(昭和21年)に撮影された貴重な映像がHP及びYouTubeで視聴できますので、シェアします。

7分ほどのタイムスリップ(……とややシュールなテロップ)をお楽しみください↓

旧制高等学校の東京帝国大学における戦後初のインターハイ映像 昭和21年秋 安田講堂の映像あり

いつの時代も若い学生にはエネルギーがあり、全力で青春を楽しんでいると分かる映像です。

「旧制高等学校記念館」のHPはこちらです↓

松本まるごと博物館

最後に

今回は香澄娘の強烈な公園ニーズを満たすために、松本市にある「あがたの森公園」に行ってきました。

「あがたの森公園」は旧制松本高校を整備した公園であり、当時の校舎がそのまま残っていました。

今回は行きませんでしたが、校舎の中を無料で見学することもできます。

興味のある人は、ぜひ行ってみてください!

そして、遊具(とくに滑り台)が大好きなお子様がいるママパパは、なかなか帰れまテン……いやなかなか帰れませんのでご注意ください。

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ではまたのちほど。

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