「地方に移住したい。」
こう思ってもなかなか実行に移すのは難しいものです。
仕事はどうする?、子どもの保育園や学校はどうする?、車は必要なの?と考えることはたくさん。
そのうちの一つに「お買い物事情」があると思います。
この記事は長野市への移住を検討している方に向けて書きました。長野市にある特徴的なスーパーマーケットを紹介いたしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
なお、スーパーマーケットは撮影禁止のお店が多いため、この記事に使用している写真はすべてフリーサイトからダウンロードしています。
スーパーマーケットの選び方
選ぶほどのスーパーマーケットがあるの?
「地方に移住したらスーパーマーケットの選択の余地なんてないんでしょ?」
自治体や住む地域によってはこのような状態の場所もたしかにあります。
例えば同じ長野市でも戸隠(旧戸隠村)、鬼無里(旧鬼無里村)、大岡(旧大岡村)などの中山間地域は比較的スーパーマーケットが少ない地域です。
しかし、信州ではごく一部の地域(大きな駅前など)を除いて車で移動します。
計画的に買い物をして、かつ少し遠いスーパーマーケットも視野に入れれば、ある程度の選択肢は持てます。
お気に入りのスーパーマーケットの見つけ方
長野市には個性のあるスーパーマーケットがいくつかあります。
一言にスーパーマーケットと言っても、求めるものは人それぞれ。
- 1円でも安く食品を買って倹約したい
- 品質を重視して少し幸せな食生活を送りたい
- 仕事の時間やシフトの関係で早朝や深夜にしか買い物ができない
人の数だけ事情があり、人の数だけスーパーマーケットに求めることが違います。
スーパーマーケットも細かなニーズに対応するため、それぞれ特徴(個性)があります。
長野市にある特徴的なスーパーマーケット
ここでは伊奈香澄が普段から行っていたり、行ったことのあるスーパーマーケットのうち個性がピカリと光るお店を紹介します。
価格を重視するなら「ザ・ビッグ」
「とにかく1円でも安く買いたい!」
このように思う方は「ザ・ビッグ」がおすすめです。お肉、お魚、野菜、果物……すべての価格が他のスーパーマーケットに比べて安めです。
「ザ・ビッグ」はイオングループのスーパーマーケット(ディスカウントストア)であり長野県外にも多くの店舗があるため、取引量が多いことも関係しているのかもしれません。
しかし、値段と品質はある程度比例します。「ザ・ビッグ」の品質(特にお肉やお魚)は値段なり。決して不満があるレベルではないため、伊奈家は基本的に「ザ・ビッグ」で買い物をしています。
ただ、他のスーパーマーケットの高品質な味に慣れている方にとっては、少し物足りないかもしれません。
品質の高さやオリジナルブランドに定評のある「ツルヤ」
「高品質な食品で幸せな食卓を作りたい」
このように思う方には「ツルヤ」がおすすめです。とくにお肉とお魚の鮮度が他のスーパマーケットより高い印象です。
また、オリジナル商品があるのも「ツルヤ」の特徴。
りんごジュースや味噌などの「ツルヤオリジナル」、クラフトビールやジャムなどの「ツルヤプレミアム」など、このお店でしか買えない商品もあります。
食品の品質の高さも去ることながら、オリジナル商品を気に入ってリピーターになるお客さんも多いと思います。
また、クジラ肉など信州ではなかなか手に入らない食材が売っていることもあるのです。
ただ、「ツルヤ」の商品は値段が高めのため、メインとして利用するにはやや敷居が高いかもしれません。(各ご家庭の所得や、食費にあてられる予算によります)
早朝や深夜でも開いている「西友」
「勤務時間が不規則で開いているスーパーマーケットがなかなかない」
このように思う方には「西友」がおすすめです。24時間営業、朝5時〜深夜1時まで営業など地方では考えられない営業時間の長さです。(全国的には24時間営業の店舗が多いかもしれません。)
毎日残業で帰宅時間が遅くなる方、夜勤や班交代勤務をしていてなかなかスーパーマーケットに行けない方の強い味方が「西友」なのです。
長野市街地にはマンションの1階に入居している店舗もあります。
マンションの1階に入居している「西友」の外観はこちらの記事で紹介しています↓
嗜好性の強いお店に変身した「綿半(わたはん)スーパーセンター」
「本格的な食材を使って料理を楽しみたい」
このように思う方には「綿半スーパーセンター」がおすすめです。新鮮な野菜や高級な果物、専用のお肉コーナーや生け簀のある鮮魚コーナーなど、本格的な食材の宝庫なのです。
以前は「ザ・ビッグ」のような低価格帯の商品に力を入れていた「綿半スーパーセンター」ですが、近年では品質を重視した高価格帯の商品に力を入れています。
好みの違いはあると思いますが、個人的な印象では「ツルヤ」よりさらに品質に力を入れている印象です。
また、「綿半」はスーパーマーケット事業に参入する前はホームセンター事業を営んでいました。ホームセンターにスーパーマーケットの機能をプラスしたのが「綿半スーパーセンター」なのです。(スーパーマーケット+ホームセンター=スーパーセンター)
「綿半スーパーセンター」(権堂店)は「写真撮影OK」の表示があったため、以前このブログでも紹介しています↓
【番外編】川上村発!信州で最近注目されている「ナナーズ」
最後に番外編として紹介するのは長野市にあるスーパーではありません。
埼玉県との県境の村「川上村」発祥のスーパーマーケット「ナナーズ」。これまで川上村、小海町、佐久市で1店舗ずつ展開していましたが、2023年3月に長野市のお隣りにある上田市の、さらにお隣にある東御市(とうみし)に新店舗がオープンしました。
東御店は高い天井と広い通路が特徴の店舗で、二階にはイートインスペースやキッズスペースもあり「買い物+アルファ」の時間を楽しめる空間でした。
また、HPに記載されている文章からうかがえる菊池社長のお人柄もユニーク。
- 周囲の人に不可能と言われても川上村の山奥に300坪のスーパーマーケットを出店
- 従業員に茶道を習ってもらうのは、もてなす側ともてなされる側の両方を体験してほしいから
- 94歳のおじいちゃんから聞かされた自動車免許更新の理由は「ナナーズ」に行きたいから
菊池社長のアグレッシブさがこのお店を作っていると言っても過言ではありません。
いつかこのブログで菊池社長のインタービュー記事を書きたい、と思わされる面白いスーパーマーケットです。
長野市でお買い物をしてみて
長野市はスーパーマーケットが多くの揃う地域であり、長野市民はもちろんのこと近隣の自治体に住む人も買い物のために長野市に来ます。
前述の通り伊奈家がメインに利用しているスーパーマーケットは「ザ・ビッグ」。その理由は値段と(値段なりの)品質に納得しているからです。
しかし、他のスーパーマーケットの魅力も十分に理解しているため、たまには他のお店でも買い物をしています。
以前、あるジェンダーフリーのセミナーに参加したとき、講師の方がこのようなことを仰っていました。
「自由とは、選択できることである」
ジェンダーフリーと食料品の買い物ではテーマの方向性や重さが異なるため一概には比較できませんが、「行きたいと思う趣向のスーパーマーケットを自由に選べる」のは大切なことだと思います。
各家庭の考えや経済状況に合わせて、お好みのスーパーマーケットを利用しましょう。
おわりに
今回は長野市(と一部東御市にある)スーパーマーケットを紹介しました。
長野市には価格重視のお店、品質重視のお店、利便性重視のお店などさまざまスーパーマーケットがありました。移住する人にとっては住む場所の近くにどのようなスーパーマーケットがあるか、非常に気になるところだと思います。
ぜひ、この記事の情報を参考にして移住先の検討材料の一つにしていただければ幸いです。
ではまたのちほど。