どうも、窓を開けたまま寝ており寒くて目が覚めた伊奈香澄です。
信州の朝晩はめっきり秋の顔となっています。
あなたは「長野市」を知っていますか?
この質問をすると長野市長である荻原健司氏を含めて513人くらいの人が「はい。」と答えると思います。
それではこの質問はどうでしょうか?
「あなたは長野市の中央通りがどんな場所か知っていますか?」
この質問をすると観光でよく長野市に来る人や、長野市に住んでいる人以外はあまり「はい。」とは答えないかもしれません。
今回は長野駅と善光寺を結ぶ「中央通り」をご紹介します。この記事を読めば、中央通りがどんな場所なのか分かり、きっとお気に入りのスポットが見つかると思います。
中央通りとはどんな場所なのか?長野地市街地にある三つの大通り。
長野市には長野駅から善光寺までの間に広がる市街地があります。南北にやや長い形をしており、三つの大通りがあります。
長野市なのに地下鉄が走っている!?「長野大通り」
一つ目は「長野大通り」です。長野駅から長野市役所付近を通り、飯縄山・戸隠山や信濃町に続く道です。
沿道にはNTTドコモや、長野県ローカルのスーパーである綿半(読み:わたはん、開店準備中)があり、商業施設とオフィスビルがバランスよく並んでいる印象です。長野大通りの地下には長野電鉄の長野線が走っており、長野市にいながら地下鉄(?)に乗ることができます↓
県庁や企業のオフィスが並ぶ「県庁通り」
二つ目は「県庁通り」です。名前の通り長野県庁や国の出先機関のビルが多く並びます。他には企業のオフィスやローカルテレビ局である「長野放送(NBS)」の本社があります。県庁通りには長野市街地を抜けるバイパスの役割もあり、朝夕の通勤時間帯は渋滞することもあります。
観光客の人も、住んでいる人も楽しめる!「中央通り」
三つ目は「中央通り」です。長野駅と善光寺をほぼ直線で結ぶ全長約2kmの通りです。通りの両脇には飲食店や商店が並び、善光寺に向かう途中で石畳の道となります。
沿道には長野県のローカルテレビ局である「信越放送(SBC)」の本社以外に大きなオフィスビルはなく、観光客の人が歩いて楽しんだり、住んでいる人が自転車で通るような道です。イベントが開催されると歩行者天国になるので、住んでいる人にとっては一番馴染みのある通りかもしれません。
長野駅から善光寺まで中央通りを歩いてみた!〜観光客編〜
それでは実際に長野駅から善光寺まで中央通りを歩いてみましょう。今回は観光客と移住者(地元住民)という二つの目線で歩いてみました。
同じ中央通りでも目線が違えば目にとまる景色も違いました。まずは観光客目線で歩いてみましょう。
長野駅のロータリーに行くと、目の前にドン・キホーテが入った大きなビルが見えてきます↓
写真の奥にある五差路(末広町交差点)を右に曲がると中央通りの始まりです。
観光客として歩いていると、どんなスポットが目に止まるのでしょうか?
信州の郷土料理が食べられる「寺町酒場 焚㐂屋」(やきや)
末広町交差点を曲がって200mほど歩き、「マツモトキヨシ」がある通りを少し入ると見えてくるのが「寺町酒場 焚㐂屋」です↓
信州にはさまざまな郷土料理があります。脂ののった信州サーモン、さっぱり食べられるジンギスカン、シメにもってこいの野沢菜茶漬けや安曇野わさび菜茶漬けなど。挙げればきりがないのが、信州の郷土料理です。
そんな郷土料理を信州の地酒と一緒に楽しめるのがこのお店です。長野駅前から近いので、晩ごはんのお店選びで迷ったらこのお店にするといいでしょう。
思い出はこの場所に。長野オリンピックの表彰式が行われた「セントラルスクゥエア」
「寺町酒場 焚㐂屋」から中央通りに戻り、700mほど歩くと「セントラルスクゥエア」があります。この場所はかつて長野オリンピックの表彰式が行われた場所であり、多くの感動が生まれた場所です↓
表彰会場は公園として整備されていますが、その一角に写真のモニュメントがあります。モニュメントは少し色あせていますが、オリンピックを開催した街という実績はいつまでも残り続けるでしょう。
一歩入れば別世界!蔵のようなお店が並ぶ「ぱてぃお 大門 蔵楽庭」
「セントラルスクゥエア」から石畳の中央通りを300mほど歩くと「ぱてぃお大門」があります。
この場所にはかつて古い蔵が並んでいました。その蔵をリノベーションして飲食店を誘致したのが「ぱてぃお大門 蔵楽庭」です↓
中へ入ると心が落ち着く庭があります↓
周りを風情のある白い壁の蔵(飲食店や商店)と生き生きとした緑の木に囲まれ、中央にはゆっくり休めるベンチがあります。まだ朝の7時頃でしたが、すでにコーヒーを楽しむ人たちが休んでいました。
そんなに広い場所ではありませんが、飲食店をはじめとした20ものお店が入っています↓
因みに今年4月に開催された長野マラソンの後、20番の「猫や」にあの猫ひろしさんが来店されました。
また、19番の「西洋料理店 もりたろう」にはテレビ番組のロケでバナナマンの日村勇紀さんが来店されたことがあります↓
長野駅から善光寺まで中央通りを歩いてみた!〜移住者(地元住民)編〜
それでは同じ中央通りを移住者(地元住民)目線で見てみましょう。
さきほどと同様末広町の交差点から中央通りを善光寺方面に向かいます。
近所に住む人の強い味方!24時間営業のスーパー「西友 南石堂店」
末広町交差点からわずか100mほどの距離に24時間営業のスーパー「西友 南石堂店」があります↓
信州で24時間営業のスーパーは西友だけなので、深夜や早朝に買い物をする必要があるときは強い味方です。(西友は長野県に43店舗あります。2022年8月現在)
なんとこの西友の上にはマンションがあります↓
西友を冷蔵庫代わりに使えるなんとも便利なマンションですが、14階の3LDKの部屋(中古)の価格はなんと1億4千万円!(2022年8月現在)
なかなか庶民が買えるマンションではありません……。
西友に話を戻します。このお店には専用の駐車場がありませんので、徒歩や自転車で行くのが便利です。車だと近隣のコインパーキングに駐車することになりますので、ご注意ください。
移住者(地元住民)の憩いの場!「セントラルスクゥエア」
「西友 南石堂店」から750mほど歩くと移住者(地元住民)の憩いの場である「セントラルスクゥエア」があります↓
あれ?そういえばさっきも登場しましたよね?
「セントラルスクゥエア」は観光スポットでもあり、同時に移住者(地元住民)にとっては憩いの場所でもあります。
パラソル付きのテーブルと椅子常設されているので、食べ物と飲み物を持ち込めばピクニックもできます。
伊奈香澄一家もたまに近くのお店で買ったパンとドリンクを持っていって、ピクニック気分を楽しんでいます。
地面から吹き出す噴水やちょっと遊具もあるので、親子連れで行っても子どもが飽きることはありません↓
中央にステージもあるので、イベントが開催されるときは大活躍しています。ただ、イベントの前後には準備と片付けで公園が閉鎖されることがあるので、移住者(地元住民)にとっては少し悩みどころです。
銀行なのにオシャレな建物!?「八十二銀行 大門町支店」
「セントラルスクゥエア」から300mほど歩いて「ぱてぃお大門 蔵楽庭」付近の「大門交差点」まで行くと右手に何やらオシャレな建物が見えてきました↓
実はこれは銀行なんです!信州のローカル銀行である「八十二銀行」です。「八十二銀行」は店舗数が多く、信州で石を投げれば温泉か「八十二銀行」に当たるといわれています(伊奈香澄調べ)。
この銀行は本当に信州人の生活に入り込んでいます。伊奈香澄が勤める会社は「八十二銀行」でないと給与口座が作れません。戸建住宅を買う人が多い信州ですが、この銀行で住宅ローンを組む人も多くいます。(伊奈香澄も住宅ローンの審査は受けました。その後考えが変わり賃貸派になったので、今は住宅ローンではお世話になっていませんが。)
また、この場所はGWになると「善光寺花回廊」というイベントが開催され、きれいな花が飾られます。過去のイベントの様子を知りたい人はこちらの記事を読んで下さい↓
最後に。
今回は観光客と移住者(地元住民)という二つの目線で長野市にある中央通りを歩いてみました。普段散歩で通る道ですが、目的が違うと見える景色が違うことが分かりました。
あなたが中央通りに来るときは観光客として来ますか?それとも移住者(地元住民)として来ますか?
いずれにしても中央通りには、長野市の魅力を楽しめるお店や施設がたくさんあります。
長野駅から善光寺まで約2km。あなたも秋の長野市を散策してみませんか?
ではまたのちほど。