どうも、首と脚の傷みに悩まされて整形外科(美容整形外科ではない)に行こうか迷っている伊奈香澄です。
香澄娘を左腕で抱っこするのと、自宅でのテーブル&座椅子の執筆スタイルが影響しているのかもしれません。右腕での抱っこと、デスク&椅子の購入を検討しようと思います……。
「あなたはビールを知っていますか?」
この質問をするとソファに寝っ転がって野球を見ながら子どもビールを飲むちびっこも含めて107人くらいの人が「はい。」と答えると思います。
それではこの質問はどうですか?
「あなたはマイクロブルワリーを知っていますか?」
この質問に「はい。」と答えられるちびっ子はいないでしょう!……とドヤ顔をしている暇はありませんので、早速今回の記事の内容に移りたいと思います。
今回取り上げるのは「マイクロブルワリー」です。実はこのマイクロブルワリーが地方を盛り上げる起爆剤になるかもしれません。この記事では「そもそもマイクロブルワリーって何?」という疑問から、長野市にあるマイクロブルワリーとそこで作られたクラフトビールをご紹介します。
この記事を読んだらクラフトビールを買いに行きたくなること間違いなしです!
「マイクロブルワリー」とは何か?

そもそも「マイクロブルワリー」と何でしょうか?
それぞの言葉の意味を調べると、次のようになっていました。
- マイクロ…… 1/100(ミクロンともいう)、非常に小さいこと、微小な
- ブルワリー……ビールを醸造する場所
この二つの言葉が組み合わさったマイクロブルワリーは「小さなビール醸造所」という意味があります。
ビールを醸造するには免許が必要なことはあなたも知っていると思います。
免許の取得要件の中には「年間最低醸造量」があります。1994年に酒税法が改正される以前は免許取得に必要な年間最低醸造量は2,000kLでした。2,000kLというと500mLの缶ビール400万本分です。365日稼働しても1日約11,000本醸造しなくてはなりません。
このため、1994年以前にビールを作れる会社は実質大手5社(キリン、アサヒ、サッポロ、サントリー、オリオン)のみでした。しかし、酒税法改定により年間最低醸造量が大幅に引き下げられたため、小規模なビール醸造会社が数多く誕生します。それがマイクロブルワリーです。
この頃に信州でも、あるビール醸造会社が産声をあげます。その会社とは軽井沢町に本社がある「ヤッホーブルーイング」です。
実は酒税法改定のあとにマイクロブルワリーは急増しますが、やがて頭打ちになり淘汰される厳しい時期を迎えます。その時期には廃業に追い込まれたマイクロブルワリーも数多くありましたが、たくましく生き残ったうちの一社がヤッホーブルーイングです。
ヤッホブルーイングは過去の記事でも紹介しています↓


発泡酒の免許でもビールが作れるのはなぜか?

前述の通り、マイクロブルワリーは一度冬の時代を経験しています。雨後の筍のように増えたマイクロブルワリーはこの時代に淘汰されてしまったのです。しかし、時代は進み2013年頃、日本ではふたたびマイクロブルワリーが注目されはじめました。
それまで大手5社が作るビールと区別するために「地ビール」と呼ばれていましたが、新しく「クラフトビール」と呼ばれるようになり、再び全国にマイクロブルワリーが増えました。
その影には本場アメリカでのクラフトビールブーム、そしてそれが日本を含めて世界中に広まったことが挙げられます。
しかし、それ以外にも日本におけるビールの多様性と免許の種類にもマイクロブルワリーが増えた要因があります。
大手5社が作る従来のビールは主原料である麦芽、ホップ、水以外の材料(副原料)はあまり多く使いません。2018年以前は副原料として使える材料が米、麦、とうもろこしなにど限定されていたためです。それ以外の副原料を使うと酒税法上はビールではなく「発泡酒」に分類されます。
一方、クラフトビールでは香辛料や果実などの副原料を使う場合があるのです。この理由は2018年の酒税法改定で使用できる副原料が増えたためです(使用量には制限あり)。しかし、酒税法改定で使用できるビールの副原料が増えてビールの定義が変わってもなお、その定義におさまらないオリジナリティあふれるビール(発泡酒)があるのです。
実はビールの免許と発泡酒の免許は区別されており、年間最低醸造量に差があります。ビールの年間最低醸造量は60kLですが、発泡酒のそれは6kLなのです。ビールに比べて発泡酒の方が参入しやすいことも、マイクロブルワリーが増えた理由だと推測できます。
なお、2018年以前の酒税法で「発泡酒」に分類されていたが、2018年以降の酒税法で「ビール」に分類される商品については、引き続き発泡酒の免許が製造できる経過措置が取られています。(※1)
(※1)「酒税法等の改定のあらまし」より
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/senmonjoho/kaisei/aramashi2017/index.pdf
長野市にあるマイクロブルワリーとは?
そんなマイクロブルワリーの波は信州にも押し寄せてきており、ついに長野市にマイクロブルワリー併設の店舗ができました。長野市に3ヵ所あるマイクロブルワリー併設の店舗を全てご紹介します。
落ち着いた大人の社交場の雰囲気を醸し出す「山の間(YAMANOMA)」


はじめに紹介するのは長野駅の目の前にある「山の間(YAMANOMA)」です。
まず驚くのは建物の外観!ビールが飲めるお店のようには見えませんが、安心してください。
店内は落ち着いた木のぬくもりがあり、一角には店主がアメリカで集めたグラスが飾られているなど遊び心もあります。
柑橘系の果汁をアクセントに使ったライスビールの「山の間ヴァイツェン」、香りと苦味とコクのバランスがいい「山の間ベールエール」などが楽しめます。(※2)
(※2)「2021年9月28日、いよいよオープンした『山の間 YAMANOMA BREWERY CRAFT BEER PUB』」より

実は伊奈香澄もまだ入ったことのないお店なので、いつか行けることを楽しみにしています。
カフェなの?古民家なの?いいえ、ここが「マリカブルーイング」です!


次は善光寺の近くにある「マリカブルーイング」を紹介します。
このお店もまず建物の外観に驚きます。知らない人が見ると「カフェ?はたまた古民家?」と思うでしょう。
しかし、ここでは1階で醸造したビールを2階の店舗で飲むことができます。
このお店のビールの特徴は苦味にこだわっていることです。2022年8月現在、お店では3種類のビールを飲むことができます。
飲みやすいがあとから苦味がやってくるMalika001、一般的に0〜120といわれているIBU(国際苦味単位)が120のMalika002、「グラニースミス」という酸っぱい青りんごの果汁を使ったMalika003。(※3)
(※3)「マリカブルーイングHP ビールについて」より
クラフトビールの中でも特に苦い「IPA(インディアンペールエール)」が好きな伊奈香澄にとっては、絶対はずせないお店です!……しかし、このお店もまだ行ったことがありません。(お盆休みに行こうとしましたが、忙しくて行けませんでした。。)
善光寺は散歩でたまに行くので、もう少し足を伸ばしてマリカブルーイングにも行ってみたいと思います。
見ているたけで爽やかになれそうな「長野みなみ風ビール」


最後に紹介するのは名前を呼ぶだけで、看板を見るだけで爽やかな気分になれる「長野みなみ風ビール」です。
場所は長野市街地の中心を南北に貫く中央通りの、ほぼ真ん中にあります。
実はこのお店、長野市街地の別の場所でビアバー(醸造所なし)として営業されていましたが、2021年12月に現在の場所に移転し2022年5月から醸造をはじめました。このお店の魅力はお店で醸造するオリジナルのクラフトビールをもちろんのこと、全国のクラフトビールが飲めることです。(飲めるビールの品種は時期により変わります。)
実はこのお店も行ったことがない……と言いたいところですが、実はクラフトビールのテイクアウトをしたことがあります。3種類あるオリジナルのクラフトビールのうち2種類を飲んだので、次の章でご紹介します。
お店のFacebookはこちらです↓

名前の通り爽やか味がする「UBUKA(初夏)」と「NAMPU(南風)」

長野みなみ風ビールでは三種類のクラフトビールを醸造しています。
- 「UBUKA(初夏)」
- 「NAMPU(南風)」
- 「MASAKA no KASITSU(真夏の過失)」
このうち「UBUKA(初夏)」と「NAMPU(南風)」を飲んだので、感想をお届けします!
まずは「UBUKA(初夏)」から。

ラベルのイメージ通り、飲むと口の中に爽やかでフルーティーなビールの味が漂います。しかし、その中にあるわずかな苦味がビールの安定感を作っています。一応Session IPAですが、クラフトビール初心者や普段ビールを飲まない人でも楽しめる味です。
次は「NAMPU(南風)」。

IPAらしく「UBUKA(初夏)」よりしっかりとした苦味があります。とはいえ、嫌な苦味ではなく爽やかな中でやや主張の強い苦味といった感じです。クラフトビールの中でも少し刺激(苦味)を求めたいIPA初心者におすすめの味です。
こんな爽やかなビールを飲んでいると、ガツンとパンチのあるものが食べたくなりませんか?
そんなときは伊奈香澄特性の玉ねぎとトマトと豚肉の無水カレーはいかがですか?↓

辛すぎないけど味がしっかりしたカレーと、爽やかなビールは暑い信州の夏にピッタリでした!
因みにもう一つのクラフトビール「MASAKA no KASITSU(真夏の過失)」は義理の弟(妹の旦那)が飲んでいました↓

Strong Pale Aleだけあって「ガツンとくるペールエール」だったそうです。
因みにとなりに「真夏の果実」が置いてありますが、ダジャレではありませんので悪しからず。
最後に。
この記事では長野市にあるマイクロブルワリーを3ヵ所ご紹介しました。
最後に紹介した「長野みなみ風ビール」のオリジナルクラフトビールは爽やかさと苦さのバランスがいいので、クラフトビール初心者から、クラフトビールを飲み慣れている人まで幅広くおすすめできます!
あなたも長野市に来たときには、ぜひオリジナルのクラフトビールが飲めるマイクロブルワリーに足を運んでみてください!
ではまたのちほど。