どうも、冬は靴下を二重に履かないと足に霜焼けが出来てしまう伊奈香澄です。
今回は『信州人、本を読む。』シリーズをお届けします。
今回読んだ本は『18年連続増収を導いた ヤッホーとファンたちの全仕事』です。
ヤッホーとは信州にある『ヤッホーブルーイング』というビールメーカーのことです。
ヤッホーの読書感想文は以前の投稿でもお伝えしました。(リンクはこちらです↓)
以前紹介した本は社長である井出さん(ニックネーム:てんちょ)が会社の設立から経営を軌道に乗せるまでの話でしたが、今回の本は従業員である佐藤さん(ニックネーム:ジュンジュン)がヤッホーという会社のファンを大切にするための取り組みのお話です。
因みに、ヤッホーの社内では社長を含めて従業員を呼ぶときはニックネームで呼びます。
もし、伊奈香澄がヤッホーに入社したらあだ名は『いなかす』になってしまうのでしょうか!?
新しい粕漬けみたいで、これはこれで良いかもしれません(笑)
今回も内容に少し触れながら、感想を述べていきたいと思います。
それでは早速、いってみましょう。
フラットな組織文化
冒頭で少し触れましたが、ヤッホーの社内ではニックネームで呼び合います。それは社長も例外ではなく、『井出社長』と呼ぶ人はおらず『てんちょ』と呼ぶそうです。
これは組織体制として役職はあるけれど、年齢や経験を気にしないフラットな組織にしたいという想いから始まった取り組みだそうです。
『フラットな組織』という企業文化は親会社である星野リゾートの影響を受けています。
星野リゾートの本を紹介した記事はこちらです↓
また、朝礼時に1人2~3分程度のトークタイム(仕事以外の雑談)を設けて社員同士がよりフラットに仕事をできるような取り組みをしています。
ニックネームや雑談トークタイムと言った、一見無駄とも思えるような取り組みがフラットな組織作りを支えているのかもしれません。
通常の会社ではこういった場面は、会社の飲み会や社員同士の個人的な遊びの時間に見られるものだと思います。
しかし、それでは個人のコミュニケーションの力量の差(いわゆる世渡り上手かどうか)が仕事にも影響を及ぼすと思います。
世渡り上手であること、仕事の能力があることは関係ありません。また、世渡り上手であることと、仕事にかける情熱も関係ありません。
世渡り上手というのは一つの大切な能力であることは間違いないありません。
ただ、世渡りがうまくないが故に仕事の能力を出し切れていない人がいることも事実だと思います。
組織として従業員が能力を存分に発揮できる環境を整えることは、従業員個人の幸せにも組織の幸せにも繋がり、そしてファンの幸せにも繋がると思います。
お客様ではなく『ファン』を大切に
突然ですが、こんなことを思ったことはないでしょうか?
日常的に使う気に入った商品があり、その商品を好きになるうちにその商品が生まれた背景やメーカーのことも知りたくなってしまった!
伊奈香澄は昨年車の買い換えを検討する時に、メーカーに拘らず車種を検討していました。結果的にメーカーを変えることになったのですが、その時に車種のことだけではなくメーカーの歴史なども調べました。
逆にあなたが使っている商品の中でこれほど気に入ってすっかりファンになってしまっている商品はあるでしょうか?
ヤッホーではファンを大切にしているそうです。
ヤッホーが言う『ファン』とは商品だけではなく、会社のビジョンにも共感してくれる人です。
これは新規のお客様はお断りということでは決してありません。
ファンを大切にしてファンが幸せを感じられれば、自然とファンが新しいファンを連れてきてくれます。
ファンが増えれば幸せな人が増える。
ファンが増えれば新たなファンが増える。
新たなファンが増えれば幸せな人がより増える…と言った良いスパイラルが生まれます。
一方、ファンの目線から見ても良いことばかりです。
商品を見る度、使う度に『この商品を使っていて良かった!』とか
『この商品を選んで良かった!』とか
中には『この商品に出会えて人生が豊かになった!』と感じる人も多いのではないでしょうか。
伊奈香澄も車を運転する度に幸せを感じています。
あなたもそんな自分だけの幸せを感じてみたいのではないでしょうか。
お金があっても今の仕事を続けるか?
またまた話は変わりますが、あなたはお金があっても(金銭的に働く必要がなくても)今の仕事を続けますか?
この質問に即答でYes!!と答えた人は充実した人生を送っていることだと思います。
即答でYes,we can!!と答えた人はアメリカ大統領か芸人を目指す人生を送っていると思います(笑)
この本を読んで一番強く思ったことは、ヤッホーで働く人はお金があっても仕事を続ける人が多いのではないか!?ということです。
私もヤッホーのファンなので、多少どころかかなりひいきめな文章となることをお許し下さい。
『だってヤッホーのビールは美味しいんだもん!』
『ビール作るという仕事が好きじゃないとあんなに美味しいビールは絶対に作れない!』
伊奈香澄はいつもこう思っています。
車を運転するときと同じくらいの幸せをヤッホーのビールを飲む時に感じています。
幸せを感じている時の伊奈香澄の顔はこんな感じです↓
電波が悪いようで、画像が乱れてしまいました(笑)
そして、伊奈香澄も『お金があっても今の仕事を続けるか?』という質問に即答でYes!!と答える人になりたいです。
幸せな商品は使う人(ファン)も作る人も幸せにしてくれると思っています。
やっぱりビールが飲みたくなる。
今回もヤッホーのビールで締めたいと思います。
今回飲んだのはこちらです↓
その名も『Sun Sunオーガニックビール』です。
名前にもある通り、有機栽培で育てられた原材料を使用しているため健康を気にしている方も安心して飲めます。
また、このビールは香りや味がシンプルです。口の中のどこかにいるビールの味と、鼻の中のどこかにいるビールの香りを探す楽しみを感じられます。
一般的な大手メーカーのビールが自己紹介をすると、
わしがビールや!
のどごしだけは誰にも負けへんで!!
となると思いますが、このビールが自己紹介をすると、
私もビールなの!
パンチはないけど、爽やかな味を楽しみたい人は私を選んでね。
となると思います(笑)
最後に。
今回紹介した本からはファンになる幸せと、ファンを作る幸せを知ることができました。
もうすぐ年が明けてまた新しい年を迎えます。
あなたも新しい自分を迎える準備を、このビールを片手にしてみてはいかがでしょうか↓
ビールの紹介だけをして、本の紹介を忘れていました(笑)今回紹介した本はこちらから買うことが出来ます↓
ではまたのちほど。