書く仕事がしたい

信州人、本を読む。

どうも、『書く仕事がしたい』と書くつもりが、『隠し事がしたい』と書いてしまった伊奈香澄です。積極的に隠したいことはありません…今のところは(笑)

今回は(も)『信州人、本を読む。』シリーズをお届けします。

『なんか最近このシリーズ多くない?』

…と思っているそこのあなた!それはたぶん気のせいではありません。

『いつも書いていた、訳の分からないレストランシリーズはもう書かないのか!?』

…と思っているそこのあなた!!また、訳の分からない料理を思いついたら書きます。乞うご期待です(笑)

前置きはさておき、今回は『書く仕事がしたい』という本を紹介します。

この本はフリーランスでライターとして活躍している佐藤友美さんの著書です。ライターが書いた本なので、文章力を上げるコツとか、目に止まりやすいキャッチフレーズとか、そういったことが書いてあるんだ!…と思うかもしれませんが、そういう本ではありません。

この本には、ライターという仕事をしたことがある人にしか見えない景色が書いてあります。

著者紹介〜佐藤友美さんってどんな人?〜。

いつもなら紹介する本のあらすじを最初に書きます。しかし、伊奈香澄はこの本を読んで著者に非常に興味が沸きました。そこで、少しだけ伊奈香澄目線で著者の紹介をします。

佐藤友美さんはフリーランスでライターを20年以上している人です。最初はテレビ制作会社に勤務していたそうですが、数年で会社を辞めてライターに転向します。

ライターに転向してからはヘアライターとして、女性の髪に関することを中心に活躍します。また、現在ではコラムやエッセイを書いたり、『さとゆみライター講座』というライター向けの文章講座を開いたりと、『書く』という仕事を幅広くしています。

これだけ活躍している人なので、書く仕事に真摯に向き合っている印象を受けました。そして、それ以上に書く仕事が好きで堪らないという印象を受けました。

この本を読むまで知りませんでしたが、ライターは文章を書くことに以外に、企画を考えること、世の中を観察すること、人(取材対象)の話をよく聞くことなどが大切なのだそうです。この中でも企画を考えることが特に好きなのだそうです。

これだけ仕事を愛し、20年以上ライターの仕事をしてきた佐藤友美さんですが、『名前』に関して痛い失敗をしたそうです。

ライターに転向した頃には既に結婚していたので、旦那の性を名乗って仕事をしていました。しかし、その後離婚…。

そして再婚した後に再び旦那の性を名乗って仕事をしましたが、性が変わったことで同じ人だと思ってもらえないことも多かったそうです。その結果、これまで同様の集客が見込めなくなり、旧姓も併記するということをしていたそうです。

新しい性が定着してめでたしめでたしかと思いきや…再び離婚してしまいます。この時には性を変更するリスクを考え、離婚後も同じ性で仕事をしているそうです。

書く仕事がどれだけ好きでも、それ意外の部分で痛い失敗をするというお茶目な一面がある人です。

佐藤友美さんについて詳しく知りたい人はHPを見て下さい↓

Satoyumi|佐藤友美(さとゆみ)オフィシャルサイト
佐藤友美(さとゆみ)のオフィシャルサイトです。

あらすじ〜『書く仕事』とは?〜。

この本ではライターとして書く仕事をして生きていくために必要なことを、佐藤友美さんの実体験をもとに書かれています。

皆さんは『書く仕事』をするために必要なことは何だと思いますか?

伊奈香澄
伊奈香澄

人を惹きつける面白い文章を書く力が必要でしょう!

…と伊奈香澄は思っていました。

しかし、佐藤友美さんがライターになって初めて学んだ書く仕事をするために必要なことは『締め切りを守ること』だそうです。ライターの世界では(他の仕事もそうかもしれませんが)締め切りを過ぎてから提出される『すごく良い文章』より、締め切りを守って提出される『そこそこの文章』の方が良いそうです。

その理由は、そこそこの文章は編集者が直すこともできるけど、締め切り通りに文章が提出されないとどうにも出来ないから、だそうです。

また、文章力に関しても面白い文章を書くこと以前に

1.間違った文章を書かないこと

2.分かりやすい文章を書くこと

の2点の方が大切だそうです。

『面白い文章』というのは一朝一夕でなかなか書けるものではありません。また、この2点が出来ていないライターが意外と多いため、この2点をクリアするだけでも、ライターとしてそれなりに生きていけるそうです。

因みに分かりやすい文章を書くコツは『一文を短くすること』だそうです。マスターすることは難しくても、少しずつ改善していくことは誰にでもすぐに始められそうです。

この本から学ぶこと〜あなたの個性は何ですか?〜。

世の中にはいろいろな仕事があります。そしてそれぞれの仕事で求められる個性があります。

例えば人と話すことが絶対に嫌な人は営業マンには向いていないと思います。また、理屈で考えることが絶対に嫌な人はエンジニアには向いていません。

この本の中で書く仕事に必要なことの1つとして、『企画を考えること』が紹介されています。そして企画を考えるために必要なことが『世の中を観察すること』だそうです。

佐藤友美さんはこの『世の中を観察すること』が得意だそうです。佐藤友美さんの場合は自分の個性が仕事とマッチしたため、本来の自分を人生に活かせています。

『あなたの個性は何ですが?』

『あなたはその個性を仕事に活かせていますか?』

もちろん、人の数だけ考え方があります。『自分の個性なんて持ち込まず、淡々とこなすのが仕事だ』と考える人もいると思います。その人がそれで納得した人生を送っているのなら、何の問題もありません。

しかし、今の仕事に悩んでいる。あるいは、将来就く仕事について悩んでいる。そんな人は、もう1人の自分に、自分の個性を聞いてみても良いかもしれません。そして、聞くべき相手は現在の自分ではなく、幼少期の自分かもしれません。

最後に。

いかがだったでしょうか。

今回は『書く仕事がしたい』という本を紹介しました。この本を読むことで著者の人柄や、『書く仕事』をして生きていくための方法を知ることが出来ました。

最近、香澄娘の行動や性格を見ていると、もう1人の自分を見ているようで怖い時があります。それは香澄娘の気持ちが直感で分かる時があるからです。(親子なので性格が似るのは当然かもしれませんね。)

伊奈香澄も自分の個性を見つめ直し、それが今の仕事に活かせているか、真剣に考えてみようと思います。

何かをするのに遅いことはありません。

Bitly

ではまたのちほど。

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