マツダ 心を燃やす逆転の経営

信州人、本を読む。

『信州人、本を読む』シリーズ第4段は『マツダ 心を燃やす逆転の経営』です。

これまでは信州にゆかりのある企業の本でしたが、とうとう信州と関係のない企業の本になってしまいました(笑)

とは言え、信州に関係のある本ばかりだと内容もジャンルも狭まってしまうので、

伊奈香澄が実際に読んで『良い!』と思った本は惜しみなく紹介していきたいと思います。

それでは読書感想文のはじまりです!

実行する前に道筋を考える。

世の中の『分かっちゃいるけどなかなかできない』ランキングトップ3(伊奈香澄調べ)に入るくらい、伊奈香澄にとっては苦手なことです。

伊奈香澄が自然体で物事を進めると、

①とりあえずやりたいようにやってみる

②課題や問題点が分かってくる

③それらを一つずつ解決していく

というように進めてしまいます。

プライベートならこれでもあまり問題はないかなと思います。

なぜなら時間という制限がないからです。

それに②で課題や問題点がはっきり分かり、③で自ら考えて解決するので、生の知識や生の経験が得られます。

しかし、仕事だとそういう訳にはいきません。

時間もお金も人も限りがあるからです。

自らが成長できるからと言ってこれらを湯水のごとく使うことは出来ません。

実行する前にしっかり考えることで失敗を減らすことが出来ます。

ここで言う失敗とは、実行する前に考えていれば分かる事柄です。

このような失敗をすると手戻りが発生してしまい、時間(労働時間)もお金(労務費)も人(工数=労働力)も無駄にしてしまいます。

この本では

①実行する前に道筋を考える

②道筋を早く決めて早く実行する

③早く実行すれば失敗しても軌道修正の時間が取れる

と紹介されています。

ここでいう失敗とは思い違いです。

事前の計画ではAという結果になると予測していたのにBという結果になった。

こういう失敗は手戻りではなく成功への通り道だと思います。

ただ、大切なのは失敗した時に

①なぜそうなったのか

②次回以降同じ失敗をしないようにするためにはどうすれば良いか

を考えないと成功への通り道を歩いているはずが、気が付くと失敗商店街で油を売ることになってしまいます。

考えて、行動して、失敗して、また考える。

新入社員の頃によく聞いた話ではありますが、今となっては耳の痛い話です…。

当社比ではなく世界一を。

何かを改善したり、何か問題を解決した時によく『○○%改善(当社比)』という文言を目にすると思います。

これを自らの業務に落とし込むと、以前の自分より良い品質の仕事が出来るようになったとか、以前の自分より同じ仕事をより短い時間出来るようになったと思うことがあると思います。

こういったことは確かに大切だと思います。

日々成長することも、それを自分の感覚で感じ取って自信につなげることもとても大切だと思います。

ただ、どうせやるなら世界一を目指した方が面白くありませんか?

どうせやるなら世界一を目指した方がやる気になりませんか?

これは決して一部の人間にしか出来ない、壮大な話ではありません。

『世界一分かりやすい文章を作る』と思ったとします。

では、『分かりやすい文章』とはどんな文章でしょうか。

①同じ意味の言葉は揃える(自動車と車など)

②指示代名詞は極力使わない(これ、あれ、それなど)

③専門用語は使わない、あるい解説する

④文章と文章を繋げない

……などでしょうか。

それではどうすれば『世界一』になるのでしょうか。

伊奈香澄の考えでは先ほどの①~④を含めて、分かりやすい文章を書くために必要なことを徹底して継続的に行うことだと思います。

道のりは長いかもしれませんが、実は世界一になるための近道かもしれません。

因みに長野駅の近くにあるスターバックスはオープン初日の売上が300万円を超え、世界中にあるスターバックスの当時のオープン初日売上記録を更新したそうです。

これも立派な世界一ですね。

志を高く。

仕事には納期や品質などのゴール(目標)があります。

あなたは仕事に対して次のように思ったことはないでしょうか。

『この仕事は気が乗らないし、最低限の目標さえ達成出来ればいいや。』

確かに仕事には必ず目標が設定されていてそれを達成すれば終わりです。

しかし、『目標さえ達成できれば良い』と言うとマツダでは『志が低い』と言われるかもしれません。

より良い製品を、より安全な製品を、より運転が楽しくなる製品を。

確実に達成できそうな目標は志が低く、反対に絶対達成出来そうにない目標では立てる意味がありません。

達成出来るか難しそうな目標を立てることで、志を高く持つことができ、ひいては世界一になれるかもしれません。

因みに香澄娘はお菓子をいかに多くもらうかという志を高くもっています。

おかしの置き場所を指さしては『ちょうだい』と要求してくる時の粘り強さは世界一です(笑)

いかがだったでしょうか。

今回の投稿では自動車会社として有名なマツダの本の読書感想文を書きました。

『休みの日まで仕事のことなんか考えたくないよ。』

と思う方も多いかもしれません。

しかし、休みの日に落ち着いて自らの仕事に対する姿勢を見つめ直すと、今まで見えていなかった発見があるかもしれません。

もちろん、伊奈香澄ももれなく精進します(笑)

ということであなたもこの本を読んで一緒に世界一を目指しましょう。

ではまたのちほど。

タイトルとURLをコピーしました