長野県vs新潟県!個性あふれるクラフトビール対決!!

信州の美味しい食べ物

近年盛り上がりを見せるクラフトビール。昔からあるメーカー(ブルワリー)は再び注目され、新しいメーカーはどんどん生まれています。

クラフトビールはその土地でしか飲めない唯一無二のもの。しかし、いくつかのメーカーのクラフトビールを飲んでいると比較してみたくなります。

そこで、今回は長野県を代表する「THE軽井沢ビール」と、新潟県を代表する「エチゴビール」を比較してみました。

この記事を読めば、あなたのお気に入りのクラフトビールが見つかるかもしれません。

クラフトビールの紹介

はじめにそれぞれのクラフトビールを紹介します。

実はまったく異なる個性を持つ両者。どのような特徴があるのでしょうか?

浅間山の水にこだわった「THE軽井沢ビール」

THE軽井沢ビール公式サイト | クラフトビール(地ビール)
軽井沢ブルワリー株式会社は、長野県軽井沢浅間山の名水で仕込み、喉越し爽やかで何杯でも美味しく飲める、THE軽井沢ビールを醸造するクラフトビール(地ビール)工場(ブルワリー・醸造所)。ラベルは千住博画伯の絵画のものもあり格調高くギフトに最適です。

「THE軽井沢ビール」を作るのは軽井沢町に本社がある「軽井沢ブルワリー」。

設立は2011年であり、それほど古いクラフトビールメーカーではありません。

浅間山の水にこだわったビールは爽やかな印象のものが多く、普段ビールを飲まない人でも肩の力を抜いて飲めます。

佐久市にある工場では工場見学を受け入れており、500円で工場見学にビールの試飲&お土産が付くという太っ腹な内容となっています。

個性的なビールが目立つ「エチゴビール」

エチゴビール-エチゴビール株式会社
全国第一号地ビール醸造所 エチゴビール株式会社のオフィシャルサイトです。

「エチゴビール」を作るのは新潟市に本社がある「エチゴビール」。

1994年、ビールの醸造免許取得に必要な年間最低醸造量が引き下げられた年に醸造免許を取得しました。

日本のクラフトビール(当時の呼び名は地ビール)をはじめて作ったメーカーであり、クラフトビールメーカーの中では最も歴史があります。

新潟県らしくお米(こしひかり)を入れたビールや、紅茶の茶葉が入ったビールなどバラエティーに富んだ商品ラインナップが魅力です。

クラフトビールを実際に飲んでみて

それでは両社のクラフトビールを飲み比べてみましょう。

今回は1社3本ずつ、計6本のクラフトビールを飲みました。

「THE軽井沢ビール」

クリア

はじめに紹介するのは「THE軽井沢ビール」の特徴を一番活かしていそうな「クリア」。

特徴は次の通りでした。

  • グラスの向こうが見えるような透き通った琥珀色
  • 炭酸は弱めであり苦さは控えめなため「水」の味を感じる
  • ホップの香りもほとんどなく「水」の香りを感じるよう

名前の通り、「THE軽井沢ビール」の特徴を最も持っているビールと言えるでしょう。普段ビールを飲まない人や、はじめて「THE軽井沢ビール」を飲む人にオススメです。

プレミアム・ダーク

次に紹介するのは「クリア」よりビールらしい苦味がありそうな「プレミアム・ダーク」。

特徴は次の通りでした。

  • 瑞々しさの中に感じるロースト感
  • 香りほどの苦味は感じないが、「クリア」よりは苦味がある
  • 苦味はしばらくすると消えて、瑞々しさだけが残る

「クリア」よりはビールらしい特徴を持っていますが、瑞々しさが全面に出ているのがこのビールの特徴。ささやかなロースト感を感じたい人にオススメ。

アルト

最後に紹介するのは最も濃い色をしており、苦味もありそうな「アルト」。

特徴は次の通りでした。

  • 「プレミアム・ダーク」よりさらに強い苦味がある
  • IPAのような突き抜ける苦味ではなく、やや苦いペールエールといった印象
  • 苦味はあっても瑞々しさは健在

普段からビールを飲んでいる人にぜひ飲んでほしいビールです。瑞々しさと苦味の両方がほしい人にオススメ。

「エチゴビール」

こしひかり越後ビール

はじめに紹介するのは新潟県ならではの「こしひかり越後ビール」。

特徴は次の通りでした。

  • 苦味の下にささやかなお米の甘さが隠れている
  • 苦味と甘味を支えているのは水
  • ラガービールのようなゴクゴク飲める喉ごし

ホップ、お米、水の味が分かりやすく伝わってくるビールです。わずかに感じるお米の味を楽しみたい人にオススメ。

パッケージには新潟県のゆるキャラが描かれているため、ゆるキャラファンにもオススメです!

FLYING IPA

次に紹介するのは見るからに苦そうな「FLYING IPA」。

特徴は次の通りでした。

  • 「これこそIPA」といった味の持ち主
  • ヤッホーブルーイングの「インドの青鬼」のような繊細な苦味ではなく、パンチのある苦味
  • 苦味を邪魔しないような弱い炭酸

描かれた龍のイラストのような強い苦味を感じました。クラフトビールの中でもIPAが好きな人にオススメ。

飲んだ瞬間、龍のように空に舞い上がる気分になれるかもしれません。

林檎とハーブの微笑みエール

最後に紹介するのはビールらしからぬパッケージの「林檎とハーブの微笑みエール」。

特徴は次の通りでした。

  • 苦味はほとんどなく、ホップのやさしい味と林檎のわずかな甘味を感じる
  • 濃縮林檎果汁、カモミール、エルダーフラワーなどバラエティー豊かな副原料を使用
  • クラフトビールというよりスパークリングティー(ティーソーダ)を飲んでいる印象

誤解を恐れず言うとこれはビールではありません!ホップと麦芽(ビールの原料)が入ったまったく別の飲み物です。

普段ビールを飲まない人、変わったビールを飲んでみたい人にオススメ。かわいいシロクマが描かれたパッケージもいいですね!

結局、どっちが美味しかった?

伊奈香澄がクラフトビールを選ぶポイントはいくつかあります。

  • しっかりとした苦味はあるか?
  • 飲む前からワクワクする香りはあるか?
  • 飲んだ後の余韻を楽しめるか?

どちらかというと癖のあるクラフトビールが好きな伊奈香澄。個人的には「エチゴビール」の方が好きでした。他にも変わったビールがあるので、また少しずつ飲んでみたいと思います。

しかし、「THE軽井沢ビール」の瑞々しさは圧巻です!普段ビールを飲まない人が入門用として飲むのはもちろん、雑味を極限までなくしたビールを飲みたい人にもオススメです。

「ビールの味の良し悪しは、水が決める」ことを体現したのが「THE軽井沢ビール」でしょう。

おわりに

今回は、はじめて二社のクラフトビールを比較しました。

個人的な好みは別れるかもしれませんが、どちらも日本を代表する素晴らしいクラフトビールであるとわかりました。

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今後はワインの記事も書こうと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!

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ではまたのちほど。

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