どうも、久しぶりに散歩をした伊奈香澄です。近所にあるお寺の周りを歩いただけですが、その場所に行ったのは数ヶ月ぶり。景色が新鮮に見えました。
あなたはクラフトビールが好きですか?
この質問をするとクラフトビールのことが好きでたまらない73人くらいの人が「はい!」と答えるでしょう。
それではこの質問はどうでしょうか?
あなたは『COMPLEX U』を知っていますか?
この質問をすると『COMPLEX U』のことを吉川晃司氏と布袋寅泰氏のバンドと勘違いした、アラフィフ世代の人を含めて37人くらいの人が「なつかしいなぁ」と答えるでしょう。
今回は湯田中渋温泉郷(ゆだなかしぶおんせんきょう)に誕生したマイクロブルワリー『YUDANAKA BREWERY COMPLEX U』を紹介します。信州では店舗併設型のマイクロブルワリーが数多く誕生しています。
以前このブログでも長野市に新しく誕生したマイクロブルワリーを紹介しました↓
そしてこの度、長野市から車で1時間ほどの距離にある湯田中渋温泉郷にもマイクロブルワリーが誕生したのです!
湯田中渋温泉郷といえば、志賀高原のお膝元の温泉。『私をスキーに連れてって』にあこがれて、足繁く志賀高原に通った世代の人ならわかると思います。
しかも、このマイクロブルワリーには他のお店にない秘密が二つあるのです!秘密を見逃さないように、最後まで読んでみてください。
クラフトビールが飲めるオシャレな『Beer & Cafe TERRACE U』
並べられたクラフトビールの瓶、ハンガーにかけられた無数のグラス。そして「早くビールを注ぎたい」と言わんばかりのビールサーバーの注ぎ口。
この場所にくる大人は、みんなクラフトビールを飲みたくなるのではないでしょうか?(運転手の方は辛抱してください。。)
メニューはこんな感じ↓
(一部、照明があたって見えないですね、すみません。)
クラフトビールの中でもIPAが好きな伊奈香澄。迷わずにYUDANAKA IPAを頼みました!
ちなみにIPAとはIndian Pale Aleの略で、かつてイギリス人がインドに渡る船の中で飲んでいたビールに由来します。長い航海でもビールが傷まないようにホップをふんだんに使っていたそう。ホップはビールに苦味や香りをつけるため、そして防腐のために使うので、IPAは他のクラフトビールに比べて苦い傾向にあります。
数分後、運ばれてきたビールがこれです↓
きれいな琥珀色(こはくいろ)のビール。その上に雲のようにふわふわ浮かぶ泡。
見ているだけでしあわせになれそうなビールです!
一口飲むと……、やさしいグレープフルーツのような香りと、ホップがふんだんに使われているとわかる苦味が口の中で居候をはじめます。
しかも、なかなか居候をやめてくれません。余韻にひたる時間を与えてくれるのです!
IPAなのでしっかり主張する苦味はあります。しかし、それは決して嫌な苦味ではないのです!フルーティーな香りと同居し、苦味こそが旨味ではないのか!?と思わせてくれる苦味。
伊奈香澄はヤッホーブルーイングのインドの青鬼のようなIPAの中でも苦いIPAが好きです↓
しかし、苦味はしっかりあるのにそれだけではないYUDANAKA IPA。伊奈香澄の中のIPAの常識が45°くらい覆されました!
サービスでおつまみにナッツがつきます↓
ナッツは塩気が強くなく、ビールの味を邪魔しません。お口直しに最適な役者です!
伊奈香澄がビールを楽しんでいるころ、香澄妻はオシャレに紅茶を、香澄娘はわんぱくにオレンジジュースを飲んでいました↓
……と思いきや、ちゃっかりフライドポテトを頼んでいるではありませんか!↓
ナッツと一緒においしくいただきました!(フライドポテトは香澄娘の大好物なので、食べすぎないように気をつけながら。)
ビールを飲み終えて横をみるとなんと……↓
ビールのタンクが見えるではありませんか!?実はこの場所、ビールのタンクを見ながらクラフトビールが飲めるのです↓
これが一つ目の秘密です!
しかも、壁にはクラフトビールの製造工程も書かれています↓
まさにクラフトビール好きの、クラフトビール好きによる、クラフトビールの好きのための場所なのです!
ちなみに店内の様子はこんな感じです↓
オシャレな音楽も流れる落ち着いた場所なのです↓(音が出ます)
開放的で落ち着いていて、好きなだけクラフトビールを堪能できる場所。そのような夢の場所にあなたも行ってみませんか?
食べ物だけじゃない!好奇心が爆発するお土産ショップ
楽しめるのはクラフトビールだけではありません。お土産ショップにもお楽しみがたくさん!
お土産と聞くと食べ物や飲み物を想像するかもしれませんが、このブルワリーには少し変わったお土産コーナーが。それが「信州手仕事百科」です。
かわいい手ぬぐいや↓
木のぬくもりを感じる食器類↓
それにかわいい工芸品まであります↓
このショップで売られている作品は、すべて信州の職人が作ったものだそうです。
食べ物の充実度も負けていません!生ハムやドライソーセージに↓
ふぞろいなはずなのに、きれいにならんだチーズや↓
ごはんのお供まであるのです↓
そして極めつけはオリジナルチョコレート!見てください、この自信に満ちたこのロゴマークを↓
ブランド名は「on CHOCOLATE」。温泉街にあるチョコレート専門店なので、温度管理と職人が選び抜いた食材にこだわっているそうです。
ソフトクリームやチョコレートガナッシュをサンドしたクッキーに、ガトーショコラ↓
色とりどりのクッキーなど、食欲の秋が爆発しています↓
お土産ショップとon CHOCOLATEの内装はこんな感じです↓
クラフトビールを楽しんだあとは、ぜひお土産ショップものぞいて見てください!
クラフトビールを飲んだあとは体を温める!?
そろそろこの記事もおわりに近づいてきました。あなたはお気づきですか?
そうです、まだ二つ目の秘密がわかっていないのです!
モヤモヤしながらお店の外を見ると、そこに探し求めていた「温かみのある答え」がありました!
やったー温泉だぁ!と裸になるのは危険な見切り発車です(笑)
そこにあったのは足湯です↓
信州はこの日、雨が降っておりとても肌寒かったのです。しかも、湯田中渋温泉郷は志賀高原のお膝元であるため、それなりの標高(約850m)。軽井沢町の標高が約950mですので、お膝元とはいえいかに標高が高く寒いかわかります。
寒さに耐えられないので、さっそくはいってみましょう↓
湯田中渋温泉郷にいくつかある源泉の温度はいずれも高く、約55℃〜100℃と言われています。そのため、水を加えないと人間は入れません。
しかし、このお湯は本当に暖かい。水を加えられても温泉が温泉のまま生きているのだと感じられます。
ダウンジャケットを着てもちょうどいい気温だったこの日。足湯にしばらく入っていると、体がぽかぽか温まってきました!
そしてうれしいのがタオルのサービス↓
タオルを持っていく必要もなければ、濡れたタオルを持ち歩く必要もありません。ちなみにタオルの下にあるのは、タオル返却BOXではなくゴミ箱なので、間違ってタオルを捨てないように気をつけましょう!
クラフトビールが飲めて、チョコレートが買えて、足湯にもつかれる「YUDANAKA BREWERY COMPLEX U」のHPと地図はこちらです↓
白くてきれいな建物と、店内に入ってすぐの場所にある「U」が目印です↓
最後に。
今回は湯田中渋温泉郷に新しく誕生した店舗併設型のマイクロブルワリー「YUDANAKA BREWERY COMPLEX U」を紹介しました。
クラフトビールに目がない人も、チョコレートや工芸品に目がない人も、足湯と気づかず裸になって入ろうとする人も、思う存分楽しめる場所でした。(もう一度いいますが、あくまでも足湯です!)
食欲の秋、観光の秋、散歩の秋にあなたも志賀高原のお膝元まで足を伸ばしてみませんか?
ではまたのちほど。