今日からしつけをやめてみた

信州人、本を読む。

どうも、パスタの記事を書いていたのに間違ってハンバーグの写真を貼ってしまい、途中からハンバーグの記事に変わっていたことにしばらく気付かなかった伊奈香澄です。

自分が書いた記事をちゃんと読み返して良かったです(笑)

今回は『信州人、本を読む。』シリーズをお届けします。

今回ご紹介するのは『今日からしつけをやめてみた』という本です。

子どものしつけと聞くと、どうしてもガミガミ言ってしまったり、必要以上に厳しくしてしまいがちですが、この本にはそういった行動とは正反対のことが書かれています。

以前にも子どものしつけに関する本を紹介しています↓

子どものイヤイヤ こんなときどうする?
どうも、香澄妹から『お年賀を送ったからね!』と言われ、立派な年賀状でも届くのかな?と思っていた伊奈香澄です。今回も『信州人、本を読む。』シリーズをお送りします。今回紹介する本は子育ての本です。子育ての中でも...

この本は通称『魔の2歳児』に焦点を当てた本でしたが、今回ご紹介する本は2歳から6歳頃と年齢層が広いです。

また、マンガを取り入れているのでフランクなのに、『しつけとは何か?』という根本的なテーマにも踏み込んでいます。

もし、子どものしつけで悩んでいる人がいれば参考になるかもしれません。

あらすじ。

この本ではまず、親が困ったと思うしつけの事例を取り上げます。この本の取っ付きやすいところは事例がマンガで書かれていることです。

マンガで書かれているので、毎日の育児で疲れているママやパパでも内容がすーっと頭に入ってきます。そして、『確かにこういうことあるある!』と納得して読み進めることが出来ます。

事例の紹介の後には、その事例に対する子どもの気持ちや、子どもが起こす行動(困った行動)の背景が書かれています。

そして最後に対処法が書かれています。

取っ付きやすいのに、困った行動の理由や背景を理解でき、その上で対処法を知ることができるという分かりやすい流れになっています。

この本の中での筆者は一貫して『本当にそのしつけが有効か?』という視点で物事を語っています。

そういった視点で様々な事例を取り上げています。その一部を紹介すると、

・ごめんなさいが言えない

・好き嫌いが多い

・友達を叩いてしまう

などです。

しっかりしつけているつもりなのに、思うように子育てが出来ていないと思っているママやパパは多いのではないでしょうか?

もしそうだと思うママやパパがいれば、この本を読めばしつけがどうしてうまくいかないのか、そのヒントが分かるかもしれません。

この本を読み、しつけの考え方が変わった。

香澄娘は今年(2022年)4月で2歳になります。まだ、言葉を十分に話す年齢ではなく、また保育園にも行っていないので友達とのトラブルもまだありません。

この本から学べることで、香澄娘に実践できることはないのか…、と思っていましたがそうでもありませんでした。

この本では共通して語られている事があります。

それは

①どんな行動にも理由(子どもの気持ち)がある

②いくら教えても(しつけても)子ども自身が納得しないとやらない

③子どもを親の言いなりにすることはしつけではない

ということです。

これらを香澄娘に当てはめるとこうなります↓

①については香澄娘の表情や行動から少しずつ分かるようになりました。

②については香澄娘は頑固なのでそもそも納得しないとやりません(笑)

③についてもやはり頑固なので親の言いなりになんてなる訳ありません(笑)

でも、そういうことを全部含めて香澄娘なのだと、落ち着いて我が子を見ることが出来るようになりました。

我が子をありのまま受け入れ、その上で親として大切だと思うことだけを伝えていけば良いと思えるようになりました。

そして大切なのは親の仕事は伝えるまでだということです。

例え我が子がその通りに行動しなくても、それも含めて大切な我が子だからです。

自分が子どもの頃を思い出すと…。

この本を読んでいて自分が子どもだった頃のことを少し思い出しました。

さすがにこの本で扱っている2歳〜6歳頃の話ではありませんが、小学生の頃の思い出でこの本に通ずる部分があるので少し紹介します。

1つ目は『言われれば言われるほど、言われた通りにはしたくない。』ということです。

伊奈香澄には3歳年下の妹がいます。

妹とは仲が悪かった訳ではありませんが、喧嘩をして妹を泣かして自分だけ怒られるということがよくありました。

妹を泣かせたのだから怒られるのは当然です。しかし、子ども心に『こっちにも言い分があるのに…』と思っていたことを覚えています。

そんな気持ちを分かってもらえず、一方的に『謝りなさい。』なんて言われても謝る気になんて全然なれませんでした。

2つ目は『自分が納得したことは言われなくてもやる。』ということです。

伊奈香澄は親から『勉強をしなさい。』と言われた記憶がほとんどありません。でも勉強はやっている方でした。むしろ勉強が好きでした。特に算数は遊びの延長だと思っていた部分がありました。

伊奈香澄は子ども心に『勉強は面白い。それに将来絶対に役に立つ。』と思っていました。

それは誰かにそう教えられたからではありません。いつからか分かりませんが、自分でそう思うようになっていました。

このように納得していることについては(興味があれば尚更)自分でどんどんやっていたことを覚えています。

伊奈香澄が香澄娘のしつけをする上でこの2つは実体験を伴った大きな教訓になると思っています。

最後に。

いかがだったでしょうか。

現在子育て真っ只中のママやパパにとって、この本がしつけや子育てのヒントになると嬉しいです。また、伊奈香澄が子どもの頃に感じていたことはこういうことだったのか!?と振り返ることも出来ました。

現在の我が子の心と過去の自分の心。この2つが分かった時に、しつけや子育てはもっと楽に、もっと楽しくなるのかもしれません。

こんなに頑固な伊奈香澄を育ててくれた香澄母と香澄父に感謝しつつ、さらに頑固な香澄娘の子育てを同じく頑固な香澄妻と共に楽しもうと思います(笑)

今回ご紹介した本はこちらから買うことが出来ます↓

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ではまたのちほど。

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