どうも、最近疲れがたまっているため、夜活(朝活の夜版)の時間を少し減らした伊奈香澄です。
自分の限界値を知ることは大切ですが、それを継続するのはなかなか厳しいですね。。無理のない程度にぼちぼちやっていきます。
「新潟県には阿賀野市(あがのし)と阿賀町(あがまち)があるのを知っていますか?」
この質問をすると新潟県民は「はい!」と言い、長野県民は「紛らわしいねん!」とツッコむでしょう。
……関西方面からの移住者が多く含まれた長野県民なのかもしれません(笑)
「長野県には松川町と松川村があるのを知っていますか?」
この質問をすると長野県民は「はい!」と言い、新潟県民は「阿賀野市と阿賀町より紛らわしい……」と言うでしょう。
新潟県民も「阿賀野市と阿賀町が紛らわしい」とは思っているのかもしれません。
似ている地名や紛らわしい地名はたまにあるもの。信州の松川町と松川村の話はこちらの記事で少し触れています↓
今回紹介するのは新潟県阿賀野市にあるスワンレイクビール。ふとしたきっかけでスワンレイクビールのクラフトビールを口にする機会がありました。
この記事ではスワンレイクビールの紹介や、飲んだクラフトビールの感想をレビューしています。この記事を読めば、新潟県へ遊びにいったときの散策候補が一つ増えるかもしれません。
豊富な伏流水で作る「スワンレイクビール」とは?
新潟県を代表する川である阿賀野川(あがのがわ)。源流は福島県にあり、新潟港から日本海に流れ込みます。
阿賀野川の近くにあるのが豊富な伏流水を使うブルワリー「スワンレイクビール」。
「スワンレイクビール」の名前の由来は醸造所の近くにある「瓢湖」(ひょうこ)。そのため、スワンレイクビールの醸造所は「瓢湖屋敷の杜ブルワリー」とも呼ばれています。
瓢湖は白鳥の渡来地として有名で、ラムサール条約に登録されている湿地です。毎年10月上旬から3月下旬にかけて白鳥が滞在し、ピークである11月下旬ころには5,000羽の白鳥が見られることも。
こちらの動画で瓢湖の様子が見られます↓
見るからにキレイな阿賀野川の伏流水を使って作られるスワンレイクビールが誕生したのは1997年。新潟県のエチゴビール(1994年)や、信州のオラホビール(1996年)、ヤッホーブルーイング(1997年)に並ぶ歴史のあるクラフトビールメーカーです。
この時代に誕生したクラフトビールメーカーは、一時期もてはやされては衰退していった「地ビール」戦国時代を生き残ったメーカー。
新潟県ならでは「こしひかり」を使ったビールや、1年間ワインのように樽で熟成させたビール、そしてかぼちゃの甘味が楽しめるビールなど他ではなかなか飲めない貴重な銘柄もあります。
伊奈香澄は新潟県のクラフトビールといえば「エチゴビール」しか知らなかったため、どのような味がするのか楽しみです。
スワンレイクビールに併設!?新潟阿賀野リゾートとは?
もう少しだけスワンレイクビールの紹介にお付き合いください。
実はスワンレイクビールの醸造所があるのは新潟県でかつて栄えた豪農の邸宅である「五十嵐邸」。
五十嵐邸の庭にあるのはスノーピークの名を冠したグランピングエリア。夜にはスワンレイクビールを飲みながら、新潟県のおいしいごはんが食べられます。(文字通り、お米もおいしいです!)
もう少し落ち着いて過ごしたい人は同じ敷地内にある旅館に泊まることも可能。好みに合わせたスタイルで、阿賀野市を楽しめる場所なのです↓
ペットと一緒に泊まれる場所もあるため、ペットがいても安心です!
グランピング未経験の伊奈香澄が見ても楽しそうな施設です。
いよいよ実飲!スワンレイクビールの味やいかに?
五十嵐邸には行ったことがありませんが、ふとしたきっかけでスワンレイクビールを手に入れた伊奈香澄。
そのきっかけとはこちらです↓
新潟市に遊びにいったとき、万代島にある新潟県立美術館で行われていた庵野秀明氏の企画展。(行った日はたまたま休館日)
この企画展と連携した限定ラベルのスランレイクビールが、美術館が入るビルのカフェで売っていたのです↓
はじめて聞く「スワンレイクビール」の名前に一目惚れした伊奈香澄は、5,000円という少ないお小遣いの中から少しオトクな3本セットを買いました。
それでは、スワンレイクビールを飲んだ感想を紹介していきます。
こしひかり仕込み
新潟県のクラフトビールによくある「こしひかり」が入ったビール。黄金色をしたキレイなビールはどのような味がするのでしょうか?
特徴は次の通り。
- クラフトビールメーカーにしては珍しいラガービール
- 苦味の下に広がるわずかに感じるお米の甘味
- 新潟県の平野のように横に広がる味
お酒を飲む時には基本的に味やビールの印象をメモする伊奈香澄。メモを読み返すと「まるでラガービールのようだ」と書いてありましたが、後で調べるとまさしくラガービールでした(笑)
よくあるクラフトビール(エールビール)とラガービールは発酵の種類が異なります。
※エールビール:上面発酵(発酵が進むと麦汁が浮く)、ラガービール:下面発酵(発酵が進むと麦汁が沈む
クラフトビールは通常エールビールが多いのですが、この銘柄は喉越しのいいラガービール。そのため、ゴクゴク飲めるビールなのです。
お米の味を感じられるのもこの銘柄の特徴。ラガービールならではのシャープでしっかりした苦味の下に隠れて、わずかにお米の甘味を感じます。まるで見つけてもらえるのを待っているかのようです(笑)
味はやさしく、あまり塊感がなく横に広がる味。リラックスして飲めるビールです。
ポーター
次に紹介するのは「ポーター」。いわゆる黒ビールです。コーラやコーヒーのようにも見えるポーターですが、どのような味がするのでしょうか?
- まったく荒々しくないスマートな苦味
- 炭酸より勝っているビールの瑞々しさ
- 口に含むとやや強く感じるロースト感
ポーターの苦味は、ロースト感に包まれているためそれほど強くありません。しかし、「ビールを飲んでいる」ことをはっきり感じられる苦味。このさじ加減がうまく表現されている「スマートな苦味」を味わえます。
スワンレイクビール全般に言えることですが、前面に出てくるのは炭酸ではなく瑞々しさ。グラスに張り付いた炭酸の泡の小ささからも想像できると思います。
香りはほのかに感じる程度。人によっては「香りが弱い」と感じるかもしれません。しかし、口に含むとやってくるのが、少しだけ強くなったロースト感のある香り。苦味と同様に香りもスマートなので、普段あまりビールを飲まない人でも楽しめると思います。
アンバーエール
最後に紹介するのは「アンバーエール」。アンバーエールはあまり飲んだことがありませんが、キレイな琥珀色から想像できる味が楽しみです。
- 苦味の強いペールエールといった印象
- オレンジを思わせるような柑橘系のほのかな香り
- 喉越しよくゴクゴク飲める
口に含むとはじめに感じるのは、ペールエールのようなやさしい味。このやさしさが最後まで続くと油断していると、やや強めの苦味がすぐにやってきます。
香りはオレンジを思わせるような柑橘系。ワイルドな苦味をややマイルドにしてくれます。
やや強めの苦味も手伝ってのど越しの良いビールに仕上がっているのも特徴。ラガービールのようにゴクゴク飲めてしまいます。
おわりに
今回は新潟県阿賀野市にある「スワンレイクビール」を紹介しました。
スワンレイクビールの名前の由来は白鳥が渡来してくる「瓢湖」であり、醸造所に行くとグランピングが楽しめることがわかりました。
また、企画展とコラボした限定ラベルを発売するなど、トレンドに乗る……いやトレンドを作る活動もしていました。
「新潟県のクラフトビールはエチゴビールだけだと思っていた……」
そう思っていたあなたに試してほしいのがスワンレイクビール。阿賀野川の瑞々しい伏流水が、あなたの喉を潤します。
新潟県阿賀野市へのふるさと納税を受け付けております↓
|
また、こちらからも「スワンレイクビール」を購入できます↓
ではまたのちほど。