どうも、長時間の運転でも疲れにくい方法が、体でわかった伊奈香澄です。
今まではコーヒーやエナジードリンクをとにかく飲んでいましたが、適度な休憩をして体を動かすと目がスッキリ!
仕事中に眠くなったとき、周囲を少し歩くと眠気がなくなるのと似ていますね!
ところであなたはこの地名が読めますか?
「蓼・科・高・原」!
「あーそれなら知っているよ!ごにょごにょこうげんね!」という人はごまかせていないので、注意してください(笑)
難読地名が多い信州。蓼科高原も例外ではありません。
「蓼科高原」は「たてしなこうげん」と読みます。
今回は蓼科高原にある「山の宿 明治温泉」をご紹介します。
宿とはいいますが、実は日帰り入浴もできます。しかし、「山の宿 明治温泉」にたどり着くには、ある試練が待ち受けていたのです……。
やっとの思いでたどり着いた「山の宿 明治温泉」
伊奈香澄の愛車「インプレッサくん」のカーナビは少しおバカちゃんです。
目的地(の座標)へアクセスすることではなく、目的地の座標に最も近い道路にアクセスしようとします。
そこに入り口があるかは、彼には関係ないようです(笑)
しかも、今回は彼のもつ地図データという名の辞書には載っていない道があり、なおさら彼は自信満々で間違った道を案内してくれました……。
ここは信州の山奥蓼科高原。別荘地もあるので人は住んでいますが、手つかずの自然が多く残る場所。
途中、野生の鹿やリスに遭遇しながらも、道路にたつ案内板を頼りにやっと県道から温泉に続く道までたどり着きました。
しかし、温泉まであと数百メートルの地点にまたしても試練が!
そこは見通しが悪いうえに、乗用車一台がやっと通れる細い道。レンタカーを利用する人など普段、車を運転しない人はとくに気をつけてください。
「インプレッサくんのカーナビ」と「見通しの悪い細い道」という二つの試練を乗り越えて(他の人なら一つ)、ようやく「山の宿 明治温泉」にたどり着きました。
山の景色と茶色いお湯に癒やされる
いつものように、このクーポン(物味湯産手形)を使って顔パスで入ります↓
温泉施設によって正規料金はさまざまですが、「山の宿 明治温泉」を日帰り入浴で利用する場合の料金は1,000円(税込、以下同様)。
1,000円もする「山の宿 明治温泉」が、1,870円で12か所の温泉に入れる「物味湯産手形」の対象となっているのは、非常にうれしいものです。
因みに2022年3月31日までに購入の物味湯産手形(2021年度版、およびそれ以前)の有効期限は、購入日から1年間でした。しかし、4月1日以降に購入した2022年度版の物味湯産手形の有効期限は、購入日に関わらず2023年3月31日ですので注意してください。
いつものように、浴室内の様子は温泉のHPに任せることにします↓
浴室(男湯)に入ると右手に打たせ湯、正面に大きな浴槽(内湯)があります。大きな浴槽の前に立ち右を見ると、茶色いお湯の浴槽(外湯)が。
三種類のお湯をそれぞれ楽しめます。それでは一つずつ紹介します。
- 打たせ湯:頭上から滝のように流れてくるのは源泉。明治温泉は冷鉱泉であり、源泉の温度は23.7℃。
- 内湯:源泉を濾過して加熱してある。温度は約41℃。小さな子どもは入れない温度。大人でも短時間の入浴がオススメ。
- 外湯:外湯といいながら、屋根と壁はしっかりある。濾過しておらず温度は約35℃。肩まで温泉につかってゆっくり入るのがオススメ。
内湯は本当に熱いので、短時間での入浴をオススメします。
反対に外湯は肩までつからないとやや寒いのです。窓の外の景色を見ながらゆっくり入るのがいいでしょう。
「山の宿 明治温泉」は130年の歴史を持つ湯治場。湯治という意味では、内湯(熱いお湯)と外湯(ぬるいお湯)を交互に入るのが、いいそうです。
お湯はph3.8の酸性のため、濾過をしていない打たせ湯や内湯は、茶色い色をしています。
泉質は鉄炭酸泉。お湯が茶色いのは、鉄分が温泉成分によって酸化した(さびた)ことが理由のようです。
神経痛、肩こり、冷え性などの改善効果が期待できるので、ぜひ試してみてください。
温泉からあがったらロビーで休憩しましょう↓
開放感のあるロビーからは、山の景色を楽しむことができます↓
他にも暖炉と薪や↓
蓼科高原の自然あふれる写真も楽しめます↓
自然の中ですべてを忘れられる「山の宿 明治温泉」はこちらにあります↓
温泉のすぐ裏を流れる「おしどり隠しの滝」
ロビーでゆっくり休んで帰ろうとすると、温泉の奥に滝が↓
好奇心旺盛な伊奈香澄はさっそく滝の近くまで行ってみました↓
見るからに豪快な「おしどり隠しの滝」。この豪快さを存分に味わいたい人は、動画を見てください↓(音が出ます!)
反対を向くと下流側の様子も見られます↓
下流側の方がややおだやかですが、豪快であることに変わりありません。(落ちないように気をつけてください。)
ちなみに滝から来た道を振り返るとこんな感じです↓
岩場に見える白い袋は伊奈香澄お気に入りの温泉セットです。決して産業廃棄物ではありませんので、ご安心ください!
濡れた岩場は非常に滑りやすいので、スニーカーなど滑りにくい靴で行くことをオススメします。
革靴(靴底はラバー)で行った伊奈香澄は、岩から岩へ渡ろうとして足をあげたとたんに、見事に滑りました。(とっさに手をついたので無事でした。)
また、滝に落ちると流されますので、必ず複数人で行くようにしてください。
自然が生きる音を感じられる「おしどり隠しの滝」はこちらにあります↓
信州なのにほうとうが食べられる!?山梨県のほうとうのお店が、諏訪市にある件について
お昼ご飯は何にしょうかと考えていた伊奈香澄は、衝撃の事実を知ることになります。
な、な、なんと!!山梨県で行ったことのある「小作」というほうとうのお店が諏訪市にあるではないですかっ!!!
最近、山梨県甲府市の記事を書いてほうとうが食べたくなったこと、この日は寒かったので温かい麺が食べたかったこともあり、迷わず諏訪ICの近くにある「小作」へ行きました。
因みに「山の宿 明治温泉」がある茅野市(ちのし)のおとなりが諏訪市。車で20分ほど走れば「小作」に着きました。
お店は少し混んでいましたが、通された席からはこのような景色が↓
天井が高く、囲炉裏や木のタンスもあり、田舎のおばあちゃんの家に遊びに行ったような気分でした。
さっそくメニューを見てみましょう。いや、その前にメニューの表紙を見てみましょう↓
表紙と裏表紙は木でできており、「これから美味しいほうとうが食べられる」という想像に胸がふくらみます。
注文してから待つこと15分ほど。はじめに運ばれてきたのは香澄妻が頼んだこちらのほうとうです↓
かぼちゃのほうとうとミニうな丼のセット。
ほうとうの太い麺が、やさしいながらもしっかりした味のつゆにからみ、ボリュームがあるのにツルツル食べられるほうとうです。
山菜やネギものっているので、しっかりした味とのバランスもGOOD!しかも、食べているとつゆの下から長さ10cmはあるであろう、大きなかぼちゃもサプライズで登場。甘すぎず柔らかすぎず食べごたえのある味でした。
ミニうな丼はこぶりながら、たれの味がしっかりしており、柔らかいうなぎを掴んではなさないような味でした。
さらにしばらく待っていると、伊奈香澄が頼んだほうとうがきました↓
伊奈香澄は「おざら」を頼みました。おざらとは、ほうとうよりやや細い麺を、温かいつけ汁につけて食べる麺料理です。(このお店では夏季限定)
この日は寒かったのですが、珍しいもの好きの伊奈香澄は迷わずにおざらを頼みました(笑)
おざらは山梨県甲府市を紹介する記事でも登場しました↓
温かいつけ汁にはにんじん、油揚げ、玉ねぎが入っており、具材にもつゆの味が染み込んでいました。
つゆはおざらを最後まで美味しく食べられる濃さにしてあるので、はじめの方は本当に濃いです。
おざらをさっとつけて、ささっと食べる。このような食べ方でもつゆと麺の味を楽しめます。
ときどき麺と一緒に具材を食べるとアクセントになって、よりおざらの味を楽しめます。
天ぷらは海老、かぼちゃ、なす、ししとう。ややしっとりした衣は天つゆとの相性バッチリ!おざらの箸休めに最適です!!
因みに香澄娘は、香澄妻のほうとうを分けてもらったり、ほうとうのつゆにおざらの麺を入れて食べていました。
家では偏食ぎみの香澄娘ですが、ほうとうとおざらを合計三杯も!普段からこれくらい食べてくれたら、ありがたいのですが……。
ほうとうを名残惜しく思う人は、レジの横にあるお土産もオススメです↓
美味しいほうとうとおざらが食べられる「小作」はこちらにあります↓
最後に。
今回は蓼科高原の山奥にある「山の宿 明治温泉」と、諏訪市にあるほうとうのお店「小作」を紹介しました。
明治温泉が発見されたのは明治時代。歴史のある温泉ですが、実は名前の由来は明治時代の「明治」ではありません。
(湯治場なので)「明らかに治る」ことが名前の由来だそうです。
現在では表現の問題があるかもしれませんが、当時の人はこの温泉の効能を信じて、足繁く湯治に通ったのかもしれません。
日々の生活に疲れたら、スマホなんてほっぽり出して山奥の温泉で一日ゆっくり過ごすのもいいのではないでしょうか?
(Wi-Fiは一応使えますので、ご安心ください。スマホそのもの電波はキャリアによっては入らないかもしれません。)
ではまたのちほど。