本日のメインディッシュは鹿肉でございます。

レストラン香澄。

どうも、最近香澄娘の夜泣きに悩まされている伊奈香澄です。夜泣きが長引く時は、朝ごはんを伊奈香澄が作る代わりに、香澄妻に対応を任せてしまっています…。

まぁ、これもあと少しの辛抱でしょう!

あなたは鹿を知っていますか?

この質問をするとほとんどの人が「はい。」と答えると思います。

あなたは鹿肉を食べたことがありますか?

この質問をすると「はい!」と答える人は減ると思います。

実は鹿肉はヨーロッパでは高級食材として扱われています。日本でも食べることが出来ますが、かつては猟師から直接入手する意外に食べる方法がなかったそうです。

しかし、近年はジビエの人気が高まってきたこともあり、道の駅で鹿肉を買うことができたり、レストランで鹿肉を使った料理を食べることができたりします。

今回は久しぶりに『レストラン香澄。』シリーズをお届けしますが、メインディッシュはなんと鹿肉です!

この記事では信州でなぜ鹿肉が食べられるのか?鹿肉はどうやって食べると美味しいのか?そしてそんな貴重な鹿肉を伊奈香澄がどうやって手に入れたのか?についてお伝えします。

信州でなぜ鹿肉が食べられるのか?

まず信州で鹿肉が食べられる理由を説明します。

「なんかぁ、鹿肉って美味しそうじゃん!いっぱい捕まえたらぁ、お金になるかなぁ〜って思って捕まえてたらぁ、いつの間にかぁ〜捕まえる人が増えたんだよねぇ〜。」

…なんて呑気な理由ではありません。

信州にはニホンジカという野生の鹿が生息しています。しかし、ニホンジカは数が増えすぎると農作物を荒らしたり、貴重な高山植物を食べたりと、かわいい見た目に反して意外と深刻な被害をもたらします。(あくまで人間にとっての被害です。)

平成24年度には信州長野県内のニホンジカによる農作物の被害は440,000,000円(4億4千万円)もありました。(※)

※信州ジビエより抜粋

信州ジビエ | 信州・長野県の山の恵みを味わおう
長野県では「ジビエ」の価値ある資源として有効活用することで、信州の豊かな自然環境や農林業を守り、さらには人と野生鳥獣との共存を目指しています。

そのため、個体数を適正に保つためには年間30,000頭を超えるニホンジカを捕獲しなくてはならず、その捕獲したニホンジカのお肉が信州で食べられています。

しかし、ジビエとして食べられているのは1,500頭余りであり、その他の鹿肉は食べられることなく廃棄されているそうです。

本来であれば生きたいように生きられるはずのニホンジカですが、人間の都合(一部、自然環境保護)によって捕獲され、その大部分が廃棄されています。

本来動物の命は有り難くいただくものですが、そもそもニホンジカは食用として生まれてきた動物ではありません。ですので、そんなニホンジカの命は、牛や豚よりもっと有り難くいただいても良いのかもしれません。

貴重な高級食材を使った今夜のメインディッシュ。

それでは『レストラン香澄。』が提供する鹿肉を使った料理を二品紹介します。

ふんだんに鹿肉を使った鹿肉たっぷりカレー

一品目に紹介するのは鹿肉カレーです。

それでは早速鹿肉カレーを見てみましょう↓

鹿肉たっぷりカレー

鹿肉の味を充分楽しめるように、具材は鹿肉と玉ねぎだけです。

みじん切りにした玉ねぎをフライパンに入れ、ごま油で炒めます。少し色が付いてきたら、一口サイズに切った鹿肉を入れてさらに炒めていきます。

鹿肉の赤みが消えてきたら、カレーの素と水を入れます。カレーの素はいつもの粉末ではなく、今回はこちらのルーを使いました↓

ディナーカレー 中辛

さらっと食べたい時はいつもの粉末タイプも良いですが、コクを出したい時はルーの方が良いかもしれません。

いつもの粉末タイプとはこれのことです↓

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カレーが出来上がってから白米が足りないことに気付き、半分以上が冷凍チャーハンになってしまったことはここだけの内緒です(笑)

それでは早速食べてみましょう!

一口食べると牛や豚とは全く違う、少し獣の匂いがするような味が口に広がります。しかし、臭みがあるわけではなく、これもジビエの楽しみの一つと思えば美味しく食べられます。

そして、カレーが染み込んだ鹿肉は本当に柔らかいです。とろけるよう…とまではいきませんが、そこまで噛む力を必要としません。

因みに加熱前の鹿肉はこんな感じです↓

(血が苦手な人は目を瞑って勘で画像一枚分だけスクロールして下さい!)

鹿肉は他のどの動物より赤かったです。

いただいた命に感謝して、最後まで美味しくいただきました。

シンプルに鹿の味を楽しめる鹿肉の焼肉

二品目に紹介するのは鹿肉の焼肉です。

それでは早速見てみましょう↓

焼いただけの鹿肉。

こちらはただシンプルに焼いて塩と胡椒をふっただけの鹿肉です。鹿肉だけの味を堪能したい人はこちらの方がオススメです。写真の鹿肉は少し赤みがありますが、問題なく食べられました。

一口食べるとカレーに入れた鹿肉より、やや強い獣の味を感じます。哺乳類独特の味…そういえば鯨の味に少し似ているかもしれません。

食感は柔らかすぎず硬すぎず、『お肉を食べている』という実感を得られる丁度良いレベルでした。塩と胡椒が鹿肉の旨味を際立たせていました。

食べている時に少し飽きたと思ったら、レタスと一緒に食べればさっぱり食べられます↓

レタスと一緒に爽やかな鹿肉を!

鹿肉は牛肉や豚肉に比べて、鉄分やカルシウムが多いのに脂質が少ないヘルシーな食材です。いただいた命を有り難くいただくためにも、残さずに美味しく最後まで食べましょう!

なぜ伊奈香澄の家に鹿肉があるのか?

実は鹿肉はこちらの長野市内にある道の駅で売っています↓

鹿肉ジビエ – 長野県の道の駅信州新町
近年、長野地域でもシカやイノシシの生息が拡大し農林業被害が増え、中でもシカが全体の約4割を占めるようになってきており、大きな問題となってきています。

しかし、今回は少し変わったルートから、しかもタダで入手できたのでそのお話を少し紹介します。

実はこの鹿肉は香澄義父からもらいました。

香澄義父は長野県猟友会(以下、猟友会)という猟師の組織に所属しています。香澄義父は猟銃の免許は持っていないので銃は打てませんが、罠の講習を受けたので罠を仕掛けて動物を捕獲することが出来ます。

(捕獲の目的は前述の個体数調整のためです。)

猟友会では猟銃や罠でクマやイノシシやニホンジカなど、農作物に被害を与える動物を捕獲します。そして、その捕獲した動物を解体してお肉にします。そのお肉は猟友会のメンバーで分けるそうです。

そのため、香澄義父の家の冷凍庫には熊肉や猪肉や鹿肉が入っています。

香澄義父は農業をやっていますが、これからはブルーベリーの季節だそうです。ブルーベリーが鳥に食べられないようにネットを張りますが、そのネット張りを手伝ったお礼に鹿肉をもらいました。

身内に農業や狩猟をやっている人がいると、貴重な食材が手に入るので本当に有り難いです。

他にもブルーベリーやジュンサイや山葡萄ジュースをもらうことがあります。

最後に。

今回は鹿肉を使った料理を二品紹介しました。

近年はジビエがちょっとしたブームになっていますが、その影には獣害(獣が農作物などを荒らす被害)に苦しむ農家の人や、人間の都合で捕獲される動物がいることを忘れてはいけません。

ちょうだいした命に感謝しながら、日々健康に暮らせることを幸せに感じましょう。

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ではまたのちほど。

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