どうも、最近やっと自転車に乗った伊奈香澄です。いつも歩いている道を颯爽と駆け抜けた時、「自転車はなんて自由な乗り物なのだ!」と少し感動しました。
翼を授かった気になりました!……某飲料メーカーの関係者ではありません(笑)
あなたは温泉を知っていますか?
この質問をすると約36万9千人の長野市民(2022年10月1日現在)が「はい!」と答えると思います。
それではこの質問はどうでしょうか?
あなたは和紙に囲まれた温泉を知っていますか?
この質問をすると約1万9千人の飯山市民(2022年10月1日現在)が「あー、あそこね。」と答えると思います。
今回は飯山市にある「いいやま 湯滝温泉」を紹介します。いいやま 湯滝温泉は雄大な千曲川(ちくまがわ)のほとりにある温泉。川のある景色や温かい温泉が楽しめるのはもちろん、和紙を使ったあるものも楽しめるのです。
「和紙を使ったあるもの」とは何でしょうか?
温泉のそばを流れる千曲川
千曲川とは川上村を源流とする全長367kmの川。はじめは長野県を流れますが新潟県に入ると「信濃川」と名前を変え、新潟市にある新潟港から日本海へ流れ出ます。
千曲川は流れる場所によって表情を変えます。いいやま 湯滝温泉のそばを流れるときは、どのような表情なのでしょうか?
駐車場から河川敷に下りられる道があるので、早速行ってみました↓
近くにかかるのは湯滝橋。その下は千曲川がゆっくりと流れていきます。
周囲の木々が水面に映り、やや緑色に見える水。しかし、水そのものはきれいな透明です。
川が流れる様子を見てみましょう↓(音が出ます)
穏やかな川の流れを見ていると、それだけで心が穏やかになれそうな気がします。
今度は反対側を見てみましょう↓
反対側を見ても心が穏やかになれそう。新潟港に向けて長旅への出発です↓(音が出ます)
ふだんは穏やかな顔を見せる千曲川ですが、大雨のときは水位があがって危険なことも。近くにはこのような看板がありました↓
身の危険を感じたら、河川には近づかないようにしてください。また、iモードから河川や水位の情報を見られます。
「iモードってまだ使えるんだっけ?」と不思議に思った伊奈香澄ですが、知り合いからの情報によるとまだ使えるそうです。(上記のページは重くて読み込みに時間がかかるそうですが…。)
千曲川を眺めながら体を温める
それでは早速温泉に入ってみましょう。いつもの通りこちらのクーポンを使って顔パスで入ります↓
そういえば、このクーポン「物味湯産手形」に最近モバイル版が加わったそう。しかも、モバイル版の方が少し安いのです!
以前、別の温泉に着いたときに物味湯産手形を忘れて泣く泣く正規料金を払って温泉に入った伊奈香澄。同じ思いをしたくないあなたはモバイル版の方がいいかもしれません。
(そもそもスマホを忘れないように気をつけてください、笑)
いつものように浴室の写真はHPに任せることとします↓
(男湯の場合)浴室に入ると正面にかけ湯用の小さな浴槽(お湯だめ?)があります。ここでしっかりかけ湯をしましょう。
奥には大きな浴槽が一つ。窓からはさきほど見た雄大な千曲川を眺めることができます。
露天風呂に行くには右手正面のドアから一旦外に出ます。ここからがショートトリップのはじまり(笑)
この温泉の建物は長方形をしており、玄関に近い方から内湯(男湯)、内湯(女湯)、露天風呂(女湯)、露天風呂(男湯)と長手方向に並んでいます。
そのため、男性は内湯から露天風呂に行くために屋外の通路を歩く必要があるのです。
もちろん囲いはありますが、簡易的なもの。寒かったり恥ずかしかったりする場合は、一度服を着て館内の廊下を使っていきましょう!
露天風呂には囲いがあるため、残念ながら千曲川を見ることはできません。代わりに耳を澄ませてみましょう。
源泉が浴槽に流れ込む音、千曲川がゆっくりと流れる音。いいやま 湯滝温泉の露天風呂は目ではなく、耳で楽しむ温泉なのです。
もちろん囲いの向こうの木々、雪が積もれば雪景色を楽しむこともできます。
泉質はアルカリ性単純温泉。いわゆる美肌の湯です。
以前はほのかに石油のような香りがしたのですが、このときはそれほど強くありませんでした。
(ほのかに石油のような香りがする温泉は新潟県の「松之山温泉」など他にもあります。)
源泉は37.6℃ですので、加温しています。しかし、内湯はやや温度が高く感じるので、あまりゆっくりつかるのが難しい人も。そんなときは露天風呂に行き、涼みながらつかるのがオススメです。
ちなみに女湯の場合は外の通路を歩かなくても、直接露天風呂にアクセスできるそうなので安心してください。(もちろん一度服を着て館内を歩いていくこともできます)
館内にある和紙とは!?
温泉からあがって廊下を歩いていると、このような間接照明が↓
実は飯山市は和紙つくりでも有名なのです。飯山市の和紙を使った間接照明。部屋の片隅に置くと、オシャレで落ち着いた空間ができそうですよね!
また、間接照明ではありませんが、窓はこのようなデザインになっていました↓
窓をあけることはできなくなりますが(笑)、こちらも落ち着いた空間にぴったりですね!
そして休憩処や続く階段を登っているとこのような間接照明が↓
光源の場所によって明暗が別れ、明るい部分では和紙にデザインされた模様が浮かび上がり、暗い部分では和紙本来の温かみを感じられました。
この間接照明は階段の踊り場にあります。間接照明に気を取られて階段から落ちないように気をつけてください(笑)
他の角度から見るとこんな感じです↓
手すりの高さやポスターの大きさと比べると、間接照明の大きさがわかると思います。
写真は昼間に撮りましたが、夜日が暮れてからの方がきれいかもしれません。
最後に
今回は飯山市にある「いいやま 湯滝温泉」を紹介しました。
この温泉は雄大な千曲川を眺めながら、あるいは流れる音を聞きながら入れる温泉です。また、温泉からあがったあとには館内にある和紙を使った間接照明を見て心を落ち着かせられます。
信州の秋は短いもの。あなたのあと少しだけ楽しめる秋の信州へ来てみませんか?
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ではまたのちほど。