売れ続けるネット文章講座

信州人、本を読む。

どうも、車で出かけた帰りにどうしても通りたい道があり、1時間30分余計に時間をかけて帰ってきた伊奈香澄です。

運転が好きなので苦ではありませんでしたが、香澄娘は疲れてぐっすり寝ていました。

今回は『信州人、本を読む。』シリーズをお届けします。

インターネットが普及し、SNSを使う人が多くなった現在では内容や長さに関わらず文章を書く人が増えたと思います。

SNSで文章を書いている人の中には、

『自分の好きなことをとにかく書いているの!誰にもいいね!されなくても問題ないの。』

…という人もいるかもしれませんが、少数派ではないでしょうか。

『自分の好きなことを書いている。』は正解だと思いますが、多くの人はその先にいいね!をもらったり、コメントをもらったりすることを期待しているのではないでしょうか?

多くの人からいいね!をもらいたい時、あなたならどのように文章を書きますか?

『バズる』、『○○な人必見』など注目を集めやすいキーワードを使うと良いのでしょうか?

あるいはいいね!を集めている人と同じような文章を書けば良いのでしょうか?

この本を読むと『それらは本当に正しいことなのだろうか?』を疑問を持つようになります。

あらすじ。

筆者がこの本の中で伝えたいことは大きく分けて3つです。

1つ目は自分にしか書けない文章を書くこと。

2つ目は自分のファンになってもらうこと。

3つ目は人生学んだことから仕事を生み出すこと。

世の中には文章が溢れています。本、新聞、ネット記事、それに前述のSNSもそうです。いずれも必ず人に読まれる文章があります。

では、必ず人に読まれる文章のマネをすれば読まれるようになるのでしょうか?

いいえ、同じような文章の中に埋もれるだけです。

同じことを話す時に人の数だけ話し方があるように、人の数だけ文章の書き方があります。つまり、あなたにしか書けない文章があります。

何を伝えたいのか?誰に伝えたいのか?どうして伝えたいのか?

これらを突き詰めた時にあなたにしか書けない文章が多くの人に読まれるようになると筆者は言っています。

人がものを買う時は2つのパターンがあります。商品のスペックや価格を気に入って買うパターンと、メーカーや作った人を気に入って買うパターンです。

一見、前者の方がセオリーに合うような気がしますが、他にもっと良い商品やもっと安い商品が発売されるとその時点で売れなくなります。

しかし、後者の場合はそのメーカーが作ったから、その人が作ったからという理由でお客さんが商品を買ってくれます。

ですので、お客さんあなたのファンいる限りいつまでも商品を買ってもらえます。

商品を売ることよりも、まずファンになってもらうことが大切だと筆者は言っています。

筆者はコピーライターの仕事をしているので文章を書くことが仕事です。しかし、ただ単に耳障りの良いカッコ良い文章を書こうとしている訳ではありません。

自分の人生を振り返り、その時に感じたことをヒントに文章を通してどんな人にどんなことを伝えて、その人を文章でどのように幸せにできるか?と考えるそうです。

まさに人生で学んだことから仕事を生み出しています。

だから筆者は自分にしか書けない文章で、自分のファンが増え、多くのファンを幸せに出来るのかもしれません。

ファンを作る…ってどこかで聞いたような。

『ファンを作る』と聞くと思い出すのは軽井沢町に本社があるビールメーカーのヤッホーブルーイングです。

ヤッホーブルーイングがファンを作ることを大切にしている話は以前の記事で紹介しました↓

ヤッホーとファンたちの全仕事
どうも、冬は靴下を二重に履かないと足に霜焼けが出来てしまう伊奈香澄です。今回は『信州人、本を読む。』シリーズをお届けします。今回読んだ本は『18年連続増収を導いた ヤッホーとファンたちの全仕事』です。ヤッホーとは信...

はじめにヤッホーブルーイングの本を読んだ時は『面白いことを言っているなぁ』と思ったくらいでしたが、今回紹介する本を読んで納得しました。

それはこの本の内容が腑に落ちたという理由もありますが、伊奈香澄自身がヤッホーブルーイングのファンだからです。

ヤッホーブルーイングのビールは、大手ビールメーカーの商品より少し高いですが、たまに飲みたくなって買います。また、新商品が発売されたら絶対に買います。(先日も『裏通りのドンダバダ』という新作のビールが発売になりましたが、まだ買えていません。)

ファンの気持ちが分かるからこそ、ファンを作ることの大切さに納得できました。

伊奈香澄の心を掴んだ営業マン。

伊奈香澄がファンになったエピソードをもう1つ紹介します。

伊奈香澄は大学生の頃に車に興味を持ち始めました。その後免許を取得してからは、香澄父がディーラーに行く時に一緒についていき、展示車を見たりしていました。

その時、どうしても試乗したい車がありました。しかし、当時の伊奈香澄は車を買えるお金を持っていませんでした。また、香澄父が買える金額でもありませんでした。

しかし、香澄父の担当営業マンAさんは快く試乗をさせてくれたのです。試乗をしてもその車を買ってもらえることはないと分かっているにも関わらずです。

車など高額な商品を扱う商売は息の長い商売だと思います。きっとAさんは(まだ車を買えない)伊奈香澄を今のうちにファンにできれば、将来お客さんになってくれるかもしれないと思ったのかもしれません。

その後結局Aさんから車を買うことはありませんでした。しかし、信州に引っ越してきてお世話になるようになった営業マンBさんがまさにAさんのようなタイプの人でした。

Bさんは口癖のように『試乗するのはタダですから。』と言います。今は別のメーカーの車に乗っているので、Bさんがいるディーラーに行く機会は減りました。しかし、今でもたまに新車の試乗車がそのディーラーに来ると『試乗しませんか?試乗はタダですから。』と電話をくれます。

そして喜んで試乗に行きます(笑)

伊奈香澄はいつかBさんからスカイラインを新車で買いたいと思っています。

最後に。

いかがだったでしょうか。

文章を書く本の紹介をしていたつもりが、いつの間にか話が少し脱線してファンの話になってしましました(笑)

しかし、これは筆者が伝えたかったことの1つです。その想いはしっかりと伊奈香澄に伝わってきました。

皆さんは誰のファンでしょうか?その人、あるいは会社のファンになって幸せですか?

ファンの幸せを味わったら今度は誰かを幸せにしてみませんか?

この本には仕事をする全ての人に共通する大切なことが書かれています。

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ではまたのちほど。                                                                     

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