あなたはどれが正解かわかりますか?「苗名滝」と呼ばれる場所にある三つの滝とは!?

信州人、旅に出る

どうも、1年3か月ぶりに信州の外に出た伊奈香澄です。信州の空気もおいしいですが、外の空気もおいしかったです。

「あなたは滝を知っていますか?」

この質問をすると県境に集まった長野県民と新潟県民103人が「はい。」と答えると思います。

それではこの質問はどうでしょうか?

「あなたは長野県にある苗名滝(なえなだき)を知っていますか?」

この質問をすると県境に集まった新潟県民37人が「苗名滝は新潟県ものだ!」と怒ると思います。

1年3か月ぶりに信州の外に出られた伊奈香澄。信州以外にも行きたい場所はたくさんあるのですが、外の世界に出るのは久しぶりなのでまずは近場から。

今回は新潟県妙高市にある「苗名滝」を紹介します。しかし、苗名滝と呼ばれる場所に行ってみると、そこには三つの滝が。

あなたはどの滝が本当の苗名滝かわかりますか!?

苗のようにかわいい、一つ目の滝

駐車場に車を置いて歩くこと約3分。お湯を入れたカップラーメンを持ちながら歩いていると、ちょうど出来上がるころに見えるのがこの滝です。(そんな人いないか!)

場所は食事処「苗名滝苑」のすぐ隣。「苗名滝苑」という名前がついているので、すぐ横にあるこの滝が苗名滝でしょうか?

それにしてもさすが、山の水!透き通っていて池の底まで見渡せます。池の中では魚が優雅に泳いでいました↓(写真ではわかりづらいですが)

魚が泳ぐ透き通った池

滝の流れる音を楽しみたい人は、ぜひ苗名滝苑へ↓(動画です、音が出ます)

豪快だけどイメージと違う、二つ目の滝

一つ目の滝から歩くこと約1分。お湯を入れたカップスパゲッティを持ちながら歩いていると、アルデンテが出来あがるころに見えるのがこの滝です。(1分だとアルデンテすぎるか!)

先ほどの滝とは違い、落差もおおきく豪快な滝です。吊橋を渡って滝の横にある階段を登ってみましょう↓

そして後ろを振り返るとこのような景色が見られます↓

雄大な川が見えます!

この日はあいにくの天気でしたが、晴れていれば紅葉と空と山のコラボが見えること間違いなし!

滝の音を聞くと、少しだけ現地にいった気分になます↓(動画です、音が出ます)

やっと出会えた、三つ目の滝

二つ目の滝から歩くこと約15分。電子レンジに冷凍グラタンを入れて温めながら歩くと、三つ目の冷凍グラタンが出来上がるころに見えてくるのがこの滝です。(電源はどこから取るんだ!?)

そびえ立つ断崖絶壁、その間から轟々と音を立てて流れる滝。これがまさに苗名滝なのでしょうか?

滝の下を流れる川も迫力満点。同じ場所から後ろを振り返ってもこの迫力です↓

落ちないように気をつけて!

滝ももちろん迫力があります↓(動画です、音が出ます)

目をつぶって音だけを聞いていると、滝の中に吸い込まれるような気分になれます。(現地でやると川に落ちるかもしれませんので、気をつけてください!)

いざ答え合わせ!正解はまさかの!?

三つの滝が登場しましたが、あなたは正解がわかりましたか?

正解は……ここです↓

これが苗名滝です!

一つ目は苗名滝苑の池に注ぐ滝。落差は2mほどのかわいい滝で、名前はとくにないようです。

二つ目は関川第一砂防えん堤。苗名滝の下を流れる関川(せきかわ)の土砂流出防止を目的に作られた「えん堤」。落差は約12mあり迫力がありますが、そもそも滝ではありません。

そして、三つ目が苗名滝。日本の滝100選にも選ばれた落差約55mの滝。目と耳でその迫力を楽しめます。

苗名滝
「苗名滝」の情報は「にいがた観光ナビ」で。日本の滝百選の一つに選ばれている苗名滝。落差55m、水しぶきを上げて落ちるさまは迫力満点!新潟と長野の県境を流れる「関川」にかかる滝です。 新緑など、さまざまな渓谷美を楽しめる苗名滝ですが特に人気のシーズンは雪解けの水が大量に流れ込む見応え抜群の春と色づく周囲の景色が美しい秋...

あなたの考えていた答えは正解でしたか?

苗名滝までたどり着くまでの苦労話

駐車場からトータル20分弱歩くとたどり着く苗名滝。

このように聞くと楽に行ける気もしますが、苗名滝があるのは大自然の中。そこにたどり着くまでには、ちょっとした苦労があったのです。

人が歩くたびに揺れる吊橋

まずは吊橋。伊奈香澄はあまり吊橋を渡ったことはありません。高所恐怖症ではありませんが、人が歩くたびに揺れるのは少し怖いものでした↓

わりと安心感のある吊橋ですが、吊橋らしくそれなりに揺れます。ちなみに吊橋の上から動画を撮るとこうなります↓(音が出ます)

スリリングな気分を味わいたい人はぜひ、渡ってみてください。(橋を渡らないと苗名滝へは行けませんが)

また、橋の上から写真や動画を撮る場合は、くれぐれもカメラを落とさないように気をつけてください。

ぬかるみに気をつけながら歩く関川沿いの道

最初の吊橋を渡ったあとも、試練が続きます。

苗名滝へと続く道は舗装されていない山道。横を流れる関川の景色はきれいなのですが、歩く道は険しいのです↓

道の真ん中に居座る大きな石や、ぬかるみも↓

ヒールや革靴で歩いている人もいましたが、スニーカーが比較的安全だと思います!

また、道中にはツッコみたくなる看板が↓

落石注意はよく見ますが(どのように注意すればいいのか分かりませんが)、この場所に書いてある「路肩駐車禁止」はなかなかファンキーだと思います!

この場所に駐車する猛者がいたら、お目にかかりたいものです(笑)

苗名滝を見るために歩く岩場

山道を歩いて最後の吊橋を渡れば、やっと苗名滝を見られます↓

やや遠くに見える苗名滝

しかし、なんだか遠いですね。もう少し近づいて見たいですよね?

そう思った人は岩場の上を歩くしかありません!伊奈香澄は川に落ちるのが嫌なので(みんな嫌か!)、両手両足を使ってなんとか歩きました↓

ツルんと滑ると、川に飲み込まれ駐車場まで流されるので注意してください!(歩いて帰るより速いかもしれませんが)

そして、やっとたどり着いた場所から見られたのが、この景色なのです↓

本来なら現地まで行った人しか見られない貴重な景色です(2回目の登場)

写真や動画で伝わる魅力は半分もありません。ぜひ(苦労して)現地に行って、落差約55mの迫力のある滝を目に焼き付けてください!

最後に

今回は新潟県妙高市にある苗名滝を紹介しました。

現地には三つの滝がありましたが(一つはえん堤)、どれも趣があって美しい滝でした。

秋は紅葉を楽しめますが、夏は冷たい山の水も楽しめると思います。また、苗名滝苑では夏季限定で流しそうめんが食べられます。

ぜひ、あなただけの楽しみ方をみつけてみてください。

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ではまたのちほど。

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