広島県広島市について。

信州人、旅に出る

『信州人、旅に出る。』シリーズの第4段は広島県広島市です。

広島市はとても好きな街の1つではありますが、長野市に住んでいる伊奈香澄にとってなかなか行ける場所ではありません。

今回の記事では4年前(2017年)に広島市に行った時の様子をお伝えします。

原爆ドーム(広島県産業奨励館)

広島駅から路面電車に乗り、最初に行ったのは原爆ドーム(広島県産業奨励館)です。

原爆ドームが原爆ドームとなる前の広島市の様子を少し紹介します。

広島市は日清戦争中に大本営(旧日本陸軍の最高司令部)が置かれたことで急速に発展しました。

もちろん経済的にも発展することとなり、その中で後の広島県産業奨励館となる広島県物産陳列館が開館します。

開館したのは1915年8月5日です。

その後開催された展覧会では日本で初めてバームクーヘンが販売されたこともあり、非常に栄えていたことが分かります。

しかし、そのバームクーヘンを作ったのは日清戦争で捕虜となったドイツ人の菓子職人でした。

このように広島市には軍や戦争と共に発展してきた歴史があります。

少し前置きが長くなってしまいましたが、そういった歴史を踏まえて改めて原爆ドームを見ると非常に複雑な気持ちになります。

『二度と戦争をしてはならない』

『二度と核爆弾を使用してはならない』

こういった思いを日本人としてまず後世に受け継がなくてはいけません。

ただ、伊奈香澄は原爆ドームはもっと多くのことを物語っているような気がします。

現地に行くまで知らなかったのですが、老朽化した建物を維持するために内部には補強部材が入っていました。↓

平和の象徴として、日本の象徴として、そして広島市の象徴として、いつまでもその姿を残してほしいと思います。

広島焼き

原爆ドームを見た後は広島駅に戻り、広島焼きを食べました。

広島焼きとはお好み焼きに焼きそばの麺を入れたようなものですが、伊奈香澄が想像していたものとは少し違いました。

まずは広島焼きを見て下さい。↓

お好み焼きの中に麺が入っている

と言うよりは

麺の上に薄いお好み焼きが乗っている

という表現の方が正確に思えます。

お好み焼きというとある程度厚さがありますが、広島焼きはとても薄いです。

薄いからこそソースと麺とよく絡んで、とても美味しかったのを覚えています。

世界のマツダ

広島焼きを食べた後はマツダの本社へ行きました。

目的は生産ラインとギャラリーの見学です。

生産ラインは撮影禁止であったため、残念ながら写真はありません。

ただ、伊奈香澄が率直に思ったことは自動車の組立ラインは意外と人間が介在しないと成立しないことでした。

組立途中の製品(自動車)がコンベアに乗って流れていくのですが、その流れる速度に合わせて人間が部品を組み付けていきます。

生産ラインという意味ではまだまだ自動化の余地がある業界であるという印象を受けました。

生産ラインを見学した後はギャラリーを見学しました。

ギャラリーの写真をどうぞ。↓

現行型の車種をはじめ、現在は型落ちしてしまった貴重な車種まで様々な車が展示されていました。

因みに現行車種は車内に入ることも出来たので、もれなく全て乗りました(笑)

信州にはスカイラインミュウジアムがあり、そこではスカイラインの旧車を見ることが出来ます。

しかし、マツダの旧車を見るのは初めてだったのでとても興奮しました。

特に印象に残ったのはユーノスコスモでした。

こちらの車がユーノスコスモです。↓

この車は1990年に発売された車であり、現行車種には搭載されていないロータリーエンジンをなんと3基も積んでいます。

駆動方式はFRであり、馬力やトルクも当時の車としては十分であったこともあり、非常に高いスペックを持っていました。

しかし、ただでさえ燃費の悪いロータリーエンジンを3基も積んでいたため燃費は3km/Lと極めて低かったそうです。

ただ、伊奈香澄はこういった大型のクーペが大好きなので、とても興奮しました!!

因みにクーペとはトランクがある3BOXスタイルの車であり、乗車人数が4人であるのに対してドアは2枚しかないという車です。

現行の日本国内で販売されている国産車ではかなり珍しい車種となっており、レクサス、トヨタ自動車、スバルに各々1車種ずつ残っているのみです。

話が少しそれてしまいましたが(笑)

ギャラリーの見学を終えたあとはマツダの本社の隣にあったオフィシャル(?)ショップでロードスターのミニカーを買って帰りました。

そのミニカーがこちらです。↓

価格は2,000円と少し高かったですが、記念に思いと思い買いました。

今でも大切にしています。

いかがだったでしょうか。

旅をすると行く先々出会うものがあり、後から振り返るとそれがとても貴重な体験であったことが分かります。

今後も国内と(少しだけ)海外を含めて『信州人、旅に出る。』シリーズを書いて行きたいと思います。

そして、新型コロナウイルスが落ち着いたら(かつ、お金があれば)また旅に出たいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

そんなあなたに少しだけ広島の気分を味わってほしいので、お家で広島焼きセットを紹介させて下さい!

ではまたのちほど。

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