香澄娘の育て方。

考える信州人。

『考える信州人』の第2段は子育てのことについて述べようと思います。

伊奈家は、わたし伊奈香澄と香澄妻、そして1歳4ヶ月の香澄娘の3人家族です。

香澄娘はコロナ禍で生まれましたが、今のところのびのびすくすくと成長しています。

言葉はまだほとんど話さないものの、自己主張も増えてきており、だんだんと人間らしくなってきました(笑)

今回の投稿ではそんな香澄娘の育て方について、伊奈香澄の個人的な考え方を述べようと思います。

まずは親自身が納得のいく人生を。

子育ての話なのに、いきなり親の話になり驚くかもしれません。

しかし、伊奈香澄はこれが子育ての土台になると思っています。

夫婦生活もそうかもしれませんが、子育てとは自分以外の人間のために考えて行動したり時間を使うことだと思います。

その大前提として安定した自分が必要だと思います。

安定した自分がいるからこそ、子供のことを冷静に観察し、愛情を注ぎ、子供の成長を喜べるのだと思います。

みんな大好きアンパンマンだって自分のお腹が満たされているからこそ、お腹が減って困っている人に自分の顔の一部をあげられるのだと思います。

自分のお腹が減っていれば、まずは自分が自分の顔を食べるのが先ではないでしょうか。

(それはそれでまた別のホラー映画が出来そうですが、笑)

中には自分を犠牲にしてでも、相手を助けることが素晴らしいと考える人もいるかもしれません。

時と場合によってはその考え方の方が良い時もあると思います。(生死を分ける場面で自分を犠牲にすれば相手が助かる場合など)

しかし、そういった考え方ではそれを持続することができません。

アンパンマンは毎週空腹の人を助けたり、毎週バイキンマンをやっつけるから子供たちから絶大な人気があるのだと思います。

『お腹を減らした人は助けられたし、バイキンマンはやっつけたけど、自分の身が持たないからもう人助けはやーめた!』ではものの見事に一発屋で終わるでしょう。

子育ても人助けも持続可能でなければあまり意味がないかもしれません。

それに子供は親の姿を見て育つものです。

親が楽しそうに人生を送っている姿を見れば、子供は無意識に自分の人生も楽しいものになりそうと思うのではないでしょうか。

子供が納得のいくまで経験させる。

子育ての土台が出来たところで、次のどのように子供を育てるかという問題に直面します。

親には自覚があるかは別として『子供にはこういうふうに育ってほしい』という希望があると思います。

その背景には『幼いころ自分は親にこうしてほしかったのにしてもらえなかった』といったネガティブなことから、『自分はこのように自分の人生を決めてきた』といったポジティブなことまで色々あると思います。

しかし、ちょっと待って下さい。

子供の人生は子供のものです。

親が納得のいく人生を歩む権利があるのなら、子供にも同じ権利があります。

だから香澄娘には、香澄娘自身が興味を持ったことを納得のいくまでやらせたいと考えています。

それは習い事や勉強(塾)といったことももちろんですが、散歩をしていて流れる水(川や排水溝など)に興味を持てば気が済むまで見させてあげるといった小さなことも大切だと思っています。

日々の生活の中での積み重ねという意味では小さなことの方が大切かもしれません。

もちろん、生活習慣などの制約はあると思いますがその時間の中で『以前より少しずつでも』そういった時間を取るようにしていくことが大切ではないでしょうか。

ただ、どこで覚えたのか香澄娘は最近スキージャンプのような格好をして楽しんでいます。

あまりお金のかからないことに興味を持ってくれることを願っています(笑)

転ばぬ先の杖は用意しない。

日本には『転ばぬ先の杖』という言葉があります。

子供のために杖を用意したがる親が日本には多いような気がします。

私たちの親世代もそうだと思いますし、私たちの世代もそうかもしれません。

しかし、子供に杖を用意することは本当に『子供のため』なのでしょうか。

残念ながら人間が人間らしく生きていくためにはどんな形であれ、社会の一員になることが求められます。

その社会で求められるのは『親が杖を用意してくれる人間』ではなく『自分の杖を自分で用意できる人間』です。

そう考えると子供の杖を用意することは決して子供のためにはなっておらず、むしろ子供にとってマイナスなのではないでしょうか。

では、私たち親はどうすれば良いのか。

伊奈香澄は子供が自分で杖を用意できるようにすれば良いのだと思います。

そのためには

①成功/失敗に関係なく、まずはチャレンジしたことを一緒に喜び

②失敗にした時には次に失敗しないためにどうすれば良いかを『一緒に考える』ことが大切だと思います。

この言葉通りどこまで出来るかは伊奈香澄次第ですが、まずはこの考え方を大切にして香澄娘の成長を楽しみにしたいと思います。

因みに香澄娘は仮に香澄が杖を用意したとしても、それを自ら蹴飛ばすような勢いで日々いろいろなことにチャレンジしています(笑)

いかがだったでしょうか。

今回の投稿では香澄娘の育て方について思うことを述べました。

子育ての考え方は親の数だけあると思います。

今回の投稿から思うことがあれば、それを是非みなさんの子育てにも活かしていただければ嬉しいです。

伊奈香澄は本が好きで子育ての本も読みますが、この考えに至るに大いに参考になった本を紹介させて下さい。

この本には事例を交えて20人の方の子育ての考え方が書かれています。

最初から最後まで一通り読むのも、自分がこれだと思う部分だけを読むのも良いと思います。

あなたやあなたのお子さんの人生を納得のいくものにする一助になれば嬉しいです。

ではまたのちほど。

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